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ジブリがいっぱい SPECIAL ショートショート

ショートショート

スタジオジブリ社制作の CM とか短編作品が収録されている DVD。お買い得かそうでないかはよくわからないが、SF 三部作収録とのことでひととおりチェック。適当に感想。

  • そらいろのたね
    • 原作絵本は子供の頃に読んで好きだった(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4834000842/)。その絵柄そのまんまでアニメするのはすごい。絵本読んだ直後にこういうの見せられたら、もうちょっとあたまおかしい子供に育っていたかもしれない。あと音楽が非常によい。音楽はだいたいいいんだけどまあ。
  • なんでだろう(日本テレビ CM)
    • 日テレのブタだかなんだかよくわからないなんでも食うへんなキャラクタのあれ。
  • On Your Markチャゲ&飛鳥 PV)
    • これがアマチュア制作のショートフィルムだったら感動するところなのだろうけどもスタジオジブリ社制作の PV というエクスキューズは必ずはさまってくるので「じゃあ、まあ、普通にいいというか…」みたいなふうになってしまうのはおれにもまだまだ余計なリージョン保護意識が複雑に絡まってるなあという事実の負の側面なのだろうな。これが DVD に収録されるというのは、マツケンサンバの DVD が出るようなかんじかなあと思った。機会希少性と作品の質を不可分に感じてしまっている。
    • 内容的には、神林長平的世界のとこなどを連想。あと絵柄だが宮崎駿氏をベースに微妙に松本零士氏へのアプローチが感じられなくもない、気が、今見るとちょっとした。PV ということで DAFTPUNK つながりからかな。PV 方面での松本氏の絵柄映えってけっこういいかんじするような。ハウル見たときは宮崎顔の中に安彦顔がちょっと垣間見えた気がしてドキっとしたもんだけども。
  • スタジオジブリ原画展」TV スポット
  • 火垂るの墓金曜ロードショー放送告知スポット
    • 日本アニメ界屈指のトラウマ映画「火垂るの墓」の節子のげんきな動画がみれる。
  • 金曜ロードショー」オープニング映像
  • オンラインショッピングモール「SHOP-ONE」告知スポット
  • アサヒ飲料旨茶」CM
    • となりの山田くんとかああいった方面の絵柄開発なのか。CM 映えは確かにするなあと思った。
  • LAWSON「三鷹の森ジブリ美術館」チケット販売告知スポット
    • 最後のゾロゾロゾロゾロいっぱい看板が出てくるところにモスキートノイズが乗りまくるのが泣ける。DVD だし致し方ないところか。
  • LAWSON「千と千尋の神隠し」DVD 販売告知スポット
    • 湯婆婆をすなおな感受性で「かわいいおまけ」と言っちゃうのはすごいと思う。
  • ハウス食品猫の恩返し」キャンペーン CM
    • 猫の恩返し」また見たくなってきた。猫の恩返しは、ほかの作品と比べて後の引きかたが妙なアニメだな。スポンジをギューと握ると泡がじわーを出てくるようなというか。
  • りそな銀行 企業CM
  • ハウス食品「おうちで食べよう。」シリーズ CM 夏バージョン
    • 3D と 2D をうまく組み合わせつつノスタルジー、という仕事は見てて非常に楽しい。
  • ハウス食品「おうちで食べよう。」シリーズ CM 冬バージョン
    • 3D と 2D をうまく組み合わせつつノスタルジー、という仕事は見てて非常に楽しい。あと音楽が capsule
  • KNB ユメデジ PR スポット はじまるよ えらいこっちゃ編
  • 読売新聞社 企業 CM 瓦版編
  • 読売新聞社 企業 CM どれどれ引越し編
  • どれどれの唄
    • 不覚だがちょっと感動させられてしまった。いろいろありつつすべて見ているような見ていないようなまま笑い歌い歩き過ぎるお前は誰か。作品世界とも我々とも隔絶してあるようでもありつながっているようでもある遠く近く侵し難い歌。世代流転のありさまと対峙する普遍、という短編映像化はわかってはいても強力というか。
  • ポータブル空港
    • ナーカーチャー
  • space station No.9
    • ヤースーチャーカー
  • 空飛ぶ都市計画
    • オーシヤーレー

SF 三部作(「ポータブル空港」「space station No.9」「空飛ぶ都市計画」)は、おもしろかっこよくてよかった。原理的オタ視点でいうと「「だからなんだ」の世界を丹念に描いた」みたいなものになるんだろうか。これ単品だと誰に売りたいのかよくわからない作品ということにもなるが、それは「すくなくともおれに売りたい作品ではないのだろうな」の亜流歌であってというか、そういうことは「これはおれが買うものかもしれないな」とも思えるようになっている昨今ならいえるという話だ。

女の子がだんだん大きくなって…終わり、というようなかんじだろうか。ファーストパーソンビューの多用が印象的だが、じつは三部作が進むに従って一人称視点の頻度は低くなっていき、「空飛ぶ都市計画」では数えるほどしかそういうカットはない。たぶん一人称視点は少女の成長度合いとリンクしていて(少女の世界へのアプローチの仕方というか)、少女期の最高潮の盛り上がりは、つまりゲスの勘繰り的に一番たのしめるのは、やはり二作目の「space station No.9」ということになるんだろうかな。甘くはなさそうだがこれも魔法。