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漫画の日々

借りた漫画を読んでいる。

など。どちらも週刊モーニング漫画だ。大使閣下の料理人のほうが途中の巻が抜けてたりする。特に感想がどうのというような漫画ではないのでそこいらへんは省略。手を変え品を変え漫画要素を循環させつつ、青年漫画はゆるやかな自浄装置を構築させつつ健常に回っているように見える。逆に、しばらくあれこれ読んでれば、どれも似たようなかんじだなあと思ってしまいがちということでもある。が、似たようなものではあってもどれひとつ同じものはないとも言えるし、それぞれ常に時代感の(作者なりの)反映を含んでいるわけなので、息詰まるような感覚とは無縁だ。

大使閣下の料理人」に、各分野にうまい具合に応用できそうな良台詞があったのでプペポ。というか、これ自体以前から存在する有名なフレーズを料理漫画向けに置き換えたものかもしれない。

「大沢 本物のフランス料理 なんか求めないで 本物のフレンチシェフ になることを 考えろ!」
「本物の フレンチシェフなら それが たとえ卵を ご飯にぶっかけた ものでも フランス料理になる!」

ところで「大使閣下の料理人」のキャラクタにはほのかな ero さがあっておもしろいなあ。直接的な ero さでいうと「はるか 17」のが上ということになるかもしれないが、青年漫画はそうそう単純ではない。高校の頃には「美味しんぼ」の ero さがわからず、大学の頃は「クッキングパパ」の ero さを笑っていたおれだが、そろそろこっちの世界のことが徐々にわかるようになってきたということか。あと、なぜ尾瀬あきら氏の描くキャラはああも ero いですか?…この数年でなんとなーくわかってきたことなのだが、この「エロい」の感覚は、漫画のキャラ立ちに強力に働きかける部分なのだ。読者にエロさを照射しているキャラクタということではなく、紙面にエロさを発散しているキャラクタのことだ。前者は漫画のための技術、後者はキャラクタのための技術といってもいいかもしれない。いいことや悪いことを言ったりやったりしてるだけのキャラクタは居るのか居ないのかわからないが、エロさのあるキャラクタの存在は、証明不要だ。