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時間は決意を待ってくれない - 紛争状況

攻殻機動隊 SAC 2nd GIG を消化中、どうにも F91 の序盤の展開が見たくなったので未開封のままだった「機動戦士ガンダム F91」を引っ張り出してきて、冒頭→ボートで脱出のところまでを鑑賞。あーいいなこれが昭和力(ぢから)ってやつだろうかな、まあ F91 は 1991 年だから(ガンダムの型番はそのガンダム作品公開年の下二桁でわかりやすい)もう平成なってんだけど。各キャラクタが適切な判断をくだすために必要な情報量と検討の時間を与えず着々と展開していってしまう状況。これだ。おれが最近見ていたアニメにはこれが足りない。

曖昧な感覚の話になるけど、このところそうでない例を多く見ているような気がしていた。なんか決めなきゃならないとき、どれを選んだらどうなるのか十分に検討できる作品。「わかんないときにとりあえずやってみる」みたいなのはロスが多い。緊迫した状況では致命的な失敗もありうる。だからなにが適切かを見極めてから動く。がむしゃら型のキャラクタが廃れてスマート型のキャラクタが多くなってきたってことかなあとか大雑把には思う。いやそういうことではないんだ。キャラクタ性の表現は、それが置かれる状況と密接に関係している。特にキャラクタが重視されるようになった近年のオタ作品ではシチュエーションはキャラクタに従属するものとされてきた(シチュエーションに置かれたキャラクタが個性を発揮する←→キャラクタが個性を発揮するための適切なシチュエーションが準備される)。