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大阪行きたい病

周期的に大阪行きたい病に罹る。より詳しくいうと太陽の塔を見に行きたい病。それもいますぐ。可及的速やかに。夜半に発病し、明方まで悶々とする。咄嗟に時刻表検索とかチケット予約サイトとかで一通りの段取りをシミュレーションしたりする。それを飽きるまで繰り返す。ただし、大枠の移動についてだけで、細かい周辺情報とかまでは調べない。東京 - 新大阪間だけとかだ。そこから先の細かい移動とかメシとか宿とか、そういったことはその場に行くまで考えない。頭を回すのがめんどくさいからだ。予定を立てて行動することの貧乏臭さも耐えがたい(←予定が必要なのはロスすると困るからで、ロスして困るという感じ方はそれを余剰の快楽と捉えていないということで、それは筋違いで、だからいや)。めんどくささを通り越しておれの癖のひとつにもなっていると思う。いま(06:06)も時計の針をにらんでいる。もう新幹線の始発が出てしまった。あああ。太陽の塔は大阪にあるので、それを見たければ大阪まで行く必要があり、往復新幹線だと三万円弱かかるが、大阪行ってほかにやりたいことといっても特に思いつかないし思いつくための時間もないし(←「いますぐ」だから)、ということは太陽の塔参拝料が三万円ということになり、懐が許すとか許さないとかいう基準で悩んでよいところではないが(食費とインフラ代がマイナスの領域に突っ込んでいいなら OK)、しかし太陽の塔の魅力には抗い難い。ギギギ。というかせっかく大阪に行きたいというのに、咄嗟にあれがしたいこれがしたいと思い浮かばないおれの社会との関係性の薄さがなんとも情けない。古い友人知人も居なくはないが、いい加減いきなり行っていきなり遊ぼうじゃ失礼にあたる年齢にもなってきた。切り捨てつつ先細るに任せて生きていれば、このような場面には暮らしのあちこちで出くわすことになる。それを悔やむつもりはないが、しかし。

それにしても太陽の塔が見たい。見たいなあ。開けっぱなしの窓から見ればもう夜は明けている。この空が続いていく先に太陽の塔がある。その事実だけで満足できない気分を如何せん。まあひとまず寝ればいいのだろうけども。眠いんだし。しかし。