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The Faculty

98 年アメリカ制作。大量のポップコーンをペプシで流し込みながら見るのが正しいのであろう青春田舎学校エイリアン乗っ取られ映画。邦題は「パラサイト」になってる。まあわかるけどなんでまた?と引っ掛かったので検索してみたら、そうか瀬名秀明「パラサイト・イブ」の映画版が 97 年だったか、と納得。このところ TV でアメリカ人に紛れ込んだエイリアンが気付かないうちに比可級数的に増殖してゆく危険性とかをチラつかせつつ少人数チームと生存バトルを繰り広げる SF 映画が立て続いてる気がしており、そういう作品の全部がおもしろいとはいわないがだいたいは楽しく見れる気がしているので、これも見た。主人公役が LOTR のフロド役のひとだったからというのもある。

行動原理がとか作戦としてそれはどうよとかいう話は置くとして、TV 用にカットしてあるせいもあってか流れは全体的にガチャガチャしてたけど(←たとえば環境がエイリアンに汚染されてゆき、オセロのように出口を閉ざされてゆく緊迫感とかそういうのは全然感じなかった、状況がやばいのかやばくないのかよくわからんというか)、描写はけっこうきめ細かくて飽きさせず、というかこのジャンルに対する自覚的な振る舞いの結果としてのステップ省略感覚(まず状況ありきの組み立て方)は、妙に「SCREAM」っぽいかんじだなと思いつつ見ていたら、脚本が SCREAM のひとと一緒だったよ(http://homepage2.nifty.com/woodyend/faculty.html)。なるほど。あと話がけっこうどうでもいいかんじなだけに、基礎的な映画作りのクオリティの地力みたいなものは感じた。ライティングとか。バスの中のシーンとか、ベタな構図だけにバッチリ決めてくるなあというか。べつにこれぞ一流ってわけではないんだけど、ちゃんと基礎があるんだろうなあというかんじ。あとエイリアンに対抗する武器がドラッグ入りボールペンってのはどうかと思ったけど、そこは笑うところなんだろうと思った。クライマックスの台詞も決まってた(?)し。あと青春映画なのでキャラクタがいいかんじに枯れてなくて楽しめた。あとはチアガールのヌードとデブの尻出しがあれば完璧だった。おもしろかった。

で、そろそろ「ヒドゥン」が放映されないとおかしい気がする。