おれには重い荷物を頭に載せたがる傾向がある件
重い荷物を運搬する系の使役について、日本は確か「肩または背中で担ぐ」文化圏だったと思うんだけど、おれの場合頭にのっけてしまう癖があってここがいまひとつ日本的じゃないよなと気になっている。自アン民だからといってカレクックの影響ではない。たぶんこの癖は小学校のときについた。日曜日の朝に「兼高かおる世界の旅」か何かを見ていると、どこかの国のちいさな村の女性たちがゾロゾロと水汲みに行って、壺をあたまにのっけて歩いて帰ってくる様子が撮影されていて、それが印象付けられたんだと思う。おれもそれに倣って重たい荷物はなんとなく頭にのっけるようになった。以来直ってない。まあ直すようなものでもなかろう。
じゃあこの「重いものを頭にのっける文化圏」ってどこかっていうと、どこだっけなー、よくわからない。高校んときに気になって調べて地図とか見た気がするんだけど、覚えてない。ユーラシアとかアフリカとかそのへんに分布してた気がする。あと古山高麗雄「二十三の戦争短編小説」でもこの「頭にのっける」系の思い出話を読んだけど、どのエピソードだったかまでは覚えてない。
