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陰口の効用 のメモ

ガンプラ組立中 3 of 4 | 050830

書けるかどうか自信がないので書かなかったが、先日忘れかけていることに気付いたのでとりあえず書くだけ書き始めてみよう。

  • BLOG ツール以前と以後では話題の共有速度が違う。話題には寿命があり、それを続けたいというひとたちの合意がない限り一定時間で埋もれていく。したがって各地で生まれた話題同士が伝播していく過程でそれらが関連付けられる機会は、以前はあまり多くなかった。その「話題の関連付け」に注目してアクセス数を伸ばし、一大勢力を誇ったのがかつての個人孫ニュースサイト群、代表的には俺ニュースなどだったろうと思う。
    • 孫・メタの存在感は、子・専門のニュースサイトより関連付けへの意識を高めることで浮き出てくると考えられる。つまり、ジャンルや界隈をまたいで散在する話題から近似や類似のパターンを見出したり、寄せ集めてストーリーを作り出したり、モチーフに当てはめたりして提示するやりかた。そこにはニュースを編集する個人の視点や感覚が浮き出てくることになり、閲覧者は彼や彼女の感覚を介して世間の情報を覗き、ある意味「利用」する快楽を得る。ジャンル別に大量に羅列するだけではこの種の娯楽は生まれない。
  • 以後は話題の共有が加速された。結果、話題の寿命に対して関連付けられる機会可能性が膨大に増えた。はてダキーワードなどはわかりやすい。TV 番組の感想など、同じ日に同じ番組名のキーワードで検索すれば即座にそれらの感想群をひとかたまりの情報系として扱える。話題の発見が早まり、まだその熱量を保っている段階で興味のある者同士の意思や感受性の共有を行うことが可能になった。この可能になったというのが厄介で、そのつもりがないひともそういったステージに自動的に組み込まれてしまうということになり、問題が生じる。不条理ということではない。新しい条理を承知していくことのむずかしさだ。

ちょっとズレるが以下参考。

面白いのが、ネットにおいては、その言説に関して積極的に興味を持ってない人でさえも、話題の普及に一役買ってしまうのが顕著になること。ネットというのは、オープンなため、ごく一部が盛り上がっているというのは認識しやすい(視野に入りやすいともいう)。そして、その人が「ごく一部で盛り上がっているけど…」とサイトで取り上げれば、それもまたこの被リンクにカウントされていって、どんどん話題が広がっていくという。これが会話だったら、その場で終わってしまい、第三者には伝わらないんですが、ネットでは第三者にも簡単に伝わるために、話題の普及に貢献すると。冒頭の事例はまさにそれを地でいってました。

もともと、言説というのは、言及されることによって、言説が強化されていくんだけど、WEB が普及してから、個人の言説に個人が言及できるようになり、ブログのコメント欄や TrackBack などで言及の数が明示的になったために、この抽象的な「声の大きさ」というのが具体化してきたということで。

  • web 日記に書いた話題というのは、自分の話題であるのと同時に他人の話題にもなりうるということだ。話題の利用というのか。自分のために書いた文章でも、それが他人によって利用されうるという可能性。単純にはクリップやコピペ、大きくなると話題性への組み込みなど。ネットという曖昧なテーブルにのっけられた情報は、そこに参加する誰でもが自由に扱えるし、その前提で捉えられる。

だめだ。眠い。つづきは明日。