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テニスの王子様

アニメスタイル上映会の疲労というか、八犬伝新章四話とベラドンナのショック覚めやらぬ早朝の時間帯を朝マックとか喫茶店でのオタ雑談で潰し、そのままの勢いでテニプリ映画鑑賞。おもしろかった。直前まで迷ったが、行ってよかった。おっさんオタにとってテニスの王子様略称テニプリの劇場映画などというものは、ことさら注目するようなもんではないのだが、尋常の女子向け少年アニメとは別格のアレとの前評判どおりに、これはおおいに楽しむことのできる作品だった。ていうか体内に充満していたベラドンナ毒素をテニプリ鑑賞によってある程度昇華できた。人類は救われた。恐竜は滅んだ(←隕石群によって)。

劇場本編「二人のサムライ The First Game」と、ファン向けのおまけ作品的存在「跡部からの贈り物 〜君に捧げるテニプリ祭り〜」の併映。テニプリは漫画もアニメもゲームもそのほか周辺メディアも一切触れずにきているのでキャラクタとか背景とか知らないのだが、問題なかった、こういった映画は女子向け作品的な前提(←漫才会話における固有の作法等、様式は違うけどこのあたり男オタ向けのエロゲー漫才会話とも通じる)を最低限おさえておけばよく、それ以外は必要ない。このあたりの世界法則は十年前からなにも変わってない。ストーリーなど萌えシチュのお膳立てにすぎないのだよといわんばかりの紹介ページ(http://www.shochiku.co.jp/tenipuri/story.html)、STG のインストカード似だ。

テニスシーン、ファイアボールやトルネードで対戦相手を吹き飛ばすなど中盤からヒヤリとさせられる演出があったが、前座に過ぎなかった。一人舞台として本作最強の手塚ゾーンは銀河に舞台を移して隕石群で恐竜を絶滅させ、最終試合の主人公 vs 主人公の兄は火柱発生・会場爆発→沈没・津波発生・水中テニス・プラズマ発生・スーパーサイヤ人舞空術・(テニスって二人でボール追いっかけて先に打ったほうが勝ちってルールだったっけ?)・全裸ファイナルブローなど見所満載で、おれも小学校んときちょっとだけテニスやってたけど、あんときこれ見てたら絶対やめなかったよなーと思った。いやそんなことはないか。あと手塚ゾーンから通常空間に戻ったとき、前列のほうに居た小学生男子が素で「いまの何?」とボロっと声に出して観客爆笑。ばかやろうテニスに決まってんだよテニスの王子様なんだから。

ともかくよく笑い、楽しんで劇場を出てこれたのは収穫。エンタテインメントていいものだな。