THE AGE OF DRAGON QUEST
いつか誰かが辿った路地裏は、そこかしこでおれを手招きして迷わせる。
- http://members.jcom.home.ne.jp/noyasu/nikki/newdiary.htm 2005 年 1 月 27 日の日記より抜粋
かつて「ドラゴンクエスト」が発売されたとき、「ゲームの面白さってのは、アクションなんだよ! 反射神経を使わないゲームになんて、やる気も起きねえ!」と叫び、無視する人もいました。それもまた、ひとつの生き方だと思うので、否定はしません。ただ、これほど面白いゲームを、「いままで馴染んできたものと違うから」という理由だけで無視しちゃうのは、あまりにもったいないなぁ、と思ったものです。
これはやや批判的なニュアンスで書かれた文章かなあと思うが、しかしここに書かれているようなひとたちの声がきちんと当時にもあったのだなあと思うと安心する。ドラゴンクエストがリリースされた年、おれにはまだゲーオタとしての物心がついていなかったと思うが、おれが抱えている葛藤のひとつはかれらとほとんど同種のもので、逆算してもそこに回帰することができるということは、つまり、おれの辿っているルートの自然さを保証している。