MIND GAME

DVD を買ったので見たが、やはりおもしろいとしかいえない。映画の感想は基本的に前回同様→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040817#p1。ただ今回は家で見たこともあって環境がショボく、したがってシーンの持つ武力がちいさめになってしまっており（≒「安全な映画」として愛玩することが可能なレベルの再現性しか確保できておらず）、パッションファンカー的にこれはとても残念なことだが、まあそれはそれとして映画館では全然気にしてなかったいくつかのことに気が回った。これはいいことなのか悪いことなのか。ややサブカル寄りの楽しみ方のような気がするので微妙な顔しながら。

キャラクタ名とかあんま興味のないオタなので、特に意識しておらず、しかし名前がわからんでは日記に書けないので、公式サイトのキャラクタ一覧（http://www.mindgame.jp/introduction/charactors.html）見ながら書き出し。

• 人物
  • 西
  • みょん
  • ヤン
  • じーさん
  • りょう
  • ヤクザ
  • アツ
  • ボス
  • みょん、ヤンの父（便宜的にみょんパパと略す）
  • みょん、ヤンの母（便宜的にみょんママと略す）

• 関係
  • ヤクザはじーさんの息子、またはじいさんが付き合っていた女の連れ子。
    • 変身セットのカバンの回想を、ヤクザとじーさんが共有していることから。ヤクザは子供の視点で、じーさんは大人の視点でそれを記憶している？
  • ヤクザが昔付き合っていた女はみょんママ。結局みょんパパに奪われた。
    • 往年のみょんパパの回想シーンと、若かりし頃のヤクザの回想シーンが共有されていることから。ステージで脚光を浴びて踊り、女を連れ去るのがみょんパパ。奪われる男がヤクザ。
  • ヤンの父親はヤクザかも？
    • 一家夜逃げ以降みょんママは蒸発しているが、ヤンにはみょんママと連絡を取っていることを臭わせる描写がある。そのことをみょんも知ってるかどうかは不明（手紙の宛名はみょん・ヤン両名だったはず）。みょんパパは知らないと思われる。
      • キーになるのはキーホルダと茶筒（？）。ヤンの回想シーン、郵便受けに入っていた茶筒（？）の模様が、ヤクザの回想シーン、若い頃デート中？に女がヤクザに選んだキーホルダのそれと同じ。そして現在そのキーホルダには、ヤクザの車のキーがつながっている（→そしてそれを西が奪う）。
      • というわけで、みょんとヤンには異父姉妹の可能性もあるかも。
      • ヤクザとみょんママは若い頃知り合い、付き合っていたが、結局みょんママはみょんパパと結婚した。しかしヤクザとの関係は切れておらず（または夜逃げの前後で再会したことによって復活し）、しかしその頃には借金をめぐる夜逃げ側と取立て屋の立場。現在は、しがらみを断ち切って一緒に東京でやりなおすかどうかの判断の瀬戸際。みょんママは新大阪駅のホームで待ち、ヤクザは（チケットを手配したのがヤクザであることから）自分から切り出した上京話ではあるが、まだ迷っている。
  • アツの彼女もみょんパパに取られてることから、ヤクザとアツはみょんパパに彼女取られた同士。
    • アツの一件については作中で明示されている。

というわけで、おそらく登場人物の人間関係はかなり複雑に絡み合っている。じーさん、ボス、アツあたりの絡みもいろいろありそうなんだけど、そっちは追えなかった。あと何回か見れば探せると思う。というかネットを検索したほうが早いかも。あるいは原作漫画読めばわかるのかな。

ていうか西は主人公のわりにほとんど絡んでこない気がいまのところしている（なんとなくだがアツとは絡みがあるかも？）。ただこれはおれの見方の偏りというか、おれの場合少年漫画の主人公は、作品世界の相関関係に無関係であればあるほどよいと思っている（←「なんの縁もないところにモチベーションを自作して無理やり居場所を作り、そのまま突っ走って一番になったまま駆け抜けていくやつが一流、運命とか宿命とかいうようなあらかじめ居場所のある関係性上の動機に背を押されてようやく主人公的な葛藤に身を投じるようなやつは二流」）こともあって、あんま西とその他のひとのつながりを探そうとしてないのかも。

• じーさんとボスはかなり関係してそうな印象。
  • 現役時代が合致しているであろうことから。組織内上下関係、または組織間関係？
• じーさんは大陸生まれ？
  • 回想シーンの町並みが日本ぽくないことから。
• アツの幼少時代のヒントはけっこう見受けられた。
  • あのへんから他のキャラと絡んでることを示す記号を探せばいけるか。