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千と千尋の神隠し

取り急ぎ宮崎アニメ感想シリーズ。

  • やはり赤い。
  • 千尋はかわいい。千尋はエロい。
  • 幼女観察映画としては疑いの余地なく当代一流の出来。
  • ハウルを見たあとに見ると、なるほどこの時点でも背景の中間色化は見られたのだなあと納得。
  • おもしろいはおもしろいんだけど、千尋以外の見どころがおれの場合あまりないんだよなと思った。千尋をどの程度評価できるかで、この映画を楽しめるかが決まってきてしまうかんじ。いやそんな簡単にはいえない気がするけど。
  • ラピュタを踏まえてみると、描かれている舞台(世界)の違いがおもしろい。清く正しい世界で清く正しく育ったパズーやシータと、清く正しいわけでない世界で育ち清く正しいわけではない世界に迷い込んだ清く正しいちひろの感受性。カオナシ千尋の価値観の通じなさ。パズーがムスカに金を握らされるシーンには、パズーの心の正しさであるのかパズーの世界の脆さであるのかといった判断の拮抗のおもしろさがあったが(あの金貨三枚はパズーにとってどのような金貨三枚であったのか)、しかしすくなくともパズーの育った鉱山においてムスカは「世界の敵」であって知恵の蛇だった。しかしカオナシの生む砂金の価値は、湯屋において千尋以外とは価値を通じていて、千尋の正しさはあの世界によって支持されているわけではない。それを時代の変遷と捉えれば簡単だが、それは(心情的な納得が)容易すぎて疑わしい。第一、そこまで単細胞ではあるまい。どう、なにが違っているのか。清潔さは卑小か偉大か。果たして醜さは誤りでリアルなのか?