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「人生は自分が主役!主役!主役!」理論の問題点 040721

mixi に書き散らかした中途半端ログの、すでに風化したやつを掘り起こして増補修正改訂してみるぜシリーズ。

TV ドラマを見てたら、その登場人物の必死っぷりに「あー、やべーなこんな感じ方で人生暮らしてるひとがもし居たら、そりゃそのひとにとって現代社会は生きづらいはずだ」と思った。おまーらちょっとは気抜けよほんま。主役根性強すぎ。

自己啓発セミナーとかでも自分が主役ってのは強調されがちなんだろうかな。だとすればそれは正しいのだろう。金取ってんだからそれなりの成果を出さなきゃお客さんも納得してくれない。締め付けて加速して送り出す。テンションなきロケットスタートなどはない。ポジティブ人間を作るためのポジティブ環境の整備。でもおれはこの「人生の主役が自分」ていうのは、いい具合のときのプラスより、つらいときのマイナスのほうがでかいんじゃないかなあと思って、しかもつらいときにこそ「人生の主役は自分」理論を持ち出すひとが意外に多い気がして(つまり他己解決でなく自己解決すると決めた場合にでもそれをやろうとするひとが居て)、そこでちょっと引っかかっている。予防接種みたいなものなのかな。ショック療法とか。または瀕死を繰り返すことで爆発的に成長するサイヤ人システムを自分に当てはめようとするある種の健全さ。

主役っていわれると頑張ったり必死になったりとかしないといけない気がするので、つらいときに感じるつらさが主観的に増幅されるんじゃないかと思う。で、ドラマほどドラマチックでなく観衆も多くない現実で、演じ続けることを(自分に)強いられていると感じるひとたちは、その主役意識によってこそ挫折してゆくのではないか。実際に「人生の主役は自分」理論によって苦境を乗り越えてきたひとはそれなりに居るんだろうからべつにそれが間違いだとは思わないが、すくなくとも万能の薬ではないだろうと思う。副作用で寝込むひとだって居るはず。