日光浴

喉風邪は復調しない。長期戦になりそうだ。

日増しに鋭くなる冬の寒さと風邪気味の体調の、内外両面から体力をザリザリ削られている最近に、ひなたぼっこというか直射日光を浴びながらぼんやりする休憩時間がとてもいいかんじだ。ああー光合成してえー。おれの体内に葉緑素さえあればおれはもう光合成やってるだけでしあわせになれるだろう。

学生時代に太陽は、あってもいいけどなくても困らない程度の存在だったが、いまになってようやく太陽のありがたさを身に染みている。あー赤外線とか紫外線とかなんとか、成分の細かいところはよくわからないっていうかもはや興味ないんだけど、全般的に陽光というやつは人間に必要なのだとわかる。小数点以下の体力が徐々に復調していってるイメージ。目を閉じてまぶたごしに世界を見渡せば鮮やかに真っ赤。太陽の赤なのかおれの血の赤なのかわからないが、この赤は力強い。その力強さは、太陽のものなんだろうけど、それを感じ取ることができるうちは暮らしていける。