オタ語(?)「相方」雑考 040629
mixi に書き散らかした中途半端ログの、すでに風化したやつを掘り起こして増補修正改訂してみるぜシリーズ。
- 彼氏が第三者との会話上で自分のことを「相方」と呼んでいて、それが微妙にむかつく
というような女子話が発端。
「彼女のことを相方って呼びたい男」も、あんま居ないんじゃないかなと思う。
じゃあなんで「相方」が途絶えないのかというと、たぶん、妥協とか保留とかだと思う。べつに呼びたい名前じゃないけど、みんな「なんとなく」「しょうがなく」とか、そんな気分で呼んでる。惰性ともいう。すくなくとも「相方って呼ばないで!」て言われて「おれは絶対きみのことを相方って言いたいんだ!」とか抵抗する男は居ないんじゃないか。
微妙な境界線上で決断しちまってなにかを壊すというか、事態を進ませたくないという意思(を表明しない姿勢の産物)。
あと、女子がなんで「相方」て言われてむかつくのかというと、たぶん、
- 漫才語
- 漫才は客がいてこそのショー
- 第三者を前提としての相対関係としての説明
- つまり「相方」というのは「ぼくとわたしと世間の三角関係」上の言語
- 「ぼくとわたしの二人だけの世界」の絶対語ではない
- 「あたしと付き合ってんのにこいつは周り見て顔色伺ってばかり、ふざけんな馬鹿、そうじゃなくてあたしを見てから世間に対する態度を決めろ馬鹿」
てことじゃないかなーと思う。
でもおれがはじめて「相方」という言い方を聞いたのは、女子側の口からなんだよな。
以下、ほかのひとからの意見(一部改変)。
オタは個人間で向き合うことを重視しないから、他人の目を意識した「相方」ってフレーズが出てきやすいのではないか。
俺は(相手が承知するならという前提でだけど)誤解は承知で「俺の女」ってフレーズを使いたいなぁ。別に所有物的に扱ってるわけじゃなくて、それぐらい密接な関係であることを互いに全力確認していきたい。常に。
自分と「相方」の間に恋愛とか SEX とかを、極力想像させたくないんじゃないかと思う。
おたくの場合、性的情報を含む異性間コミュニケーションが(または異性との付き合い方の情報自体が)、一般よりもニ三段階「奥手」というか、慎ましいというか、古臭いというか、そんな感じなのではないかなぁ。