matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

はてな文体

はてなダイアリがまだβテストだった頃、どこかのサイトだったか(忘れた)で言われてたようなこと。

はてなダイアリに移行する時点での、おれのためらいの原因のひとつに「なんでもかんでも <p> でくくられること」があった。段落と段落のあいだにかならず一行空白ができる。まあそんなのはスタイルシートで詰めればいいんだけど、そうするとこんどは一行ぶん空白を開けたいときに困る。ていうかそんなこというなら <br> 使えばいいんだけど、なんとなく「せっかく入力支援機能のあるサービスを使うのなら、本文にタグは書かないのだ」縛りがそれ以前の移行前提として脳内で既定されていたので、つまりおれははてダに移行する際、

  • <br> をつかった文章ブロック内での改行を廃止した(<p> に統一)。

その結果、

  • <p> 囲いのブロック単位で日記を書くことになり、冒頭や末尾を短文改行とか、同じ段落内で一区切りとか、そういう細かい書き分け方をしなく(できなく)なった。
    • <br> が担当していた部分は大半が削られて <p> 内にまとめられ、またはより明確に <li> に分散された(以前からそうだったけど <li> の比重が増した)。
  • 以前にも増して、一行がダラダラ長くなる傾向への抑止力が弱まった。
    • 「同じ流れ上の話は一段落に詰め込んでしまえ」

おれの場合日記は基本的に口語というか、脳語をそのまんま自動書記してる感覚に近いので、むしろ口語よりブロークンというか、おれ自身はなにしろおれの呼吸で書いてるので全然問題ないんだけどもひとによっては呼吸がぜんぜん合わないので読む呼吸が詰まったりひっかかったりわかんなかったり溺れたりするらしいのだが、たぶんそこいらへんにもなにがしかの影響が及んでいる。べつに以前と今でどっちが読みやすいかでなく、様式が変化すれば性質はどのようにかは変化するわけだから。まあそれはひとの話だからおれが気にすることではないけど、ではおれ自身はどうかというと、やはり影響されていると考えるのが自然だろう。このような様式に書記しやすいような脳語の翻訳というか整理の段階で、はてダカスタマイザみたいなものが、良かれ悪しかれあると思ってまちがいない。

便宜的に脳語といま言っているようなものは、おそらく言語よりもうちょっと原始的なものだから、さすがにそこまでは影響が及んでないかもしれないけど、自分自身を擬似客観する手段が持てるようになるのはどのみち言語以降のレベルで、そこには確かにおれの呼吸が存在していて、その呼吸はおそらく <p> と相互に影響しあっている。

だからどうっていうような問題が、すでに起きているということではない。というかべつに問題じゃないけど呼吸差は観測できるなあというか。呼吸なりリズムなんてものは期間や状態で常に変動するものだから、原因を特定できるようなものではないんだけど、やはり無自覚に変貌していくことに対する怖れからも日記を書いているわけなんだから、こういったあたりまえのことも日記しておかないと後々で使えない。のか。