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「アツい」と「萌える」のメモ

以前に聞いた話なのだが、パチンコ・パチスロにはまってるひとたちは、なんにでも「アツい」という表現を使うのだそうだ。ゲームがアツい、場所取りがアツい、読みがアツい、状況がアツい、財布の中身がアツい、など(財布の中身がアツいというのは、大勝してホクホクのときも大負けして素寒貧のときにも使う場合があるため、語調やジェスチュアが重要なんだとか)。これはオタがなんにでも「萌える」を適用するありさまと似ている。もちろんオタの実際をみればそれほど萌え萌えいってるわけじゃないので、実際にはアツいもそう日常的に頻出する言葉ではないんだろう。アツいが「い」であるのに対して萌えるは「る」であることでも用いられる実際に対して違いが出てくる。どちらかというとアツいは、女子高生語の「かわいい」のほうにこそ近いのかもしれない。

ところでこういったシーン語には大抵対義語がない。萌えの反対は、たとえば萎えかというと、それはちがうと思える(←だいたいあってるきがするので誰かがしゃべってるときに使っても特に反対とかしないんだけど、コメントを求められたら微妙に全肯定しかねるかんじ)。「萌え」の反対は「萌えない」でしかないと思う。同様に「アツい」も「かわいい」も、それぞれ対義語的に使える言葉の候補はそれぞれあるだろうけど、それらの意味は厳密には真逆ではないだろうと思う(=シーン語の対義語は「not ○○」としか表現できない)。逆説的だが、もしもこうした言葉に対義語があるなら、それを一意に定義することも容易になるだろうし、実際にはそれが困難であることからも、やはり対義語がないのが特徴のひとつというか、それがないことによってもシーン語としての立ち位置が明確になっているんだと思う。