サッカー中継 in オリンピック

野球（http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040818#p1）でもそうだったが、サッカーの TV 中継もまたサッカー大会の中継とオリンピック競技としてのサッカー中継では伝えてくる空気が違うな。オリンピックの場合、見た目でいうとピッチから陸上競技用のトラックまでのマージンが狭い。というかトラックが出てる時点でサッカー専用ではございません感があるのでまずそのへんの印象の問題か。デフォルトのカメラアングルは大差ないかんじかなあ。台数は明らかにオリンピックよりサッカー大会のほうが多い。サッカー中継によくある決め打ちのアングルとかまで台数を回せてなかいかんじ。カメラの切り替わりのタイミングがちょっと…違う、かな？という程度（サッカーの中継は普段からサッカーの試合を撮ってるカメラマンが撮ってんだろうし）、これはアングルのバリエーションが少ないことによる微調整の影響とかもあるだろう。

で、大きく違うかんじがしたのは音。ピッチ上の選手たちの声がかなり鮮明に聞こえる。パスまわしで互いにかけあう声がなんと言ってるのかわかるし（←意味はわからないが）、タックルをくらって転倒するときの苦鳴もはっきり聞こえる。ボールを蹴る音も頻繁に聴ける。サッカーの大会とかでここまで生音が聞こえる中継っていうのはあまり見た記憶がない。

マイクの位置が低くて近くて数が多いかんじなのかなあ。この競技場、サッカーだけじゃなくてほかの競技でも使っていたのなら、トラック付近の音を採るためマイクがドカドカ置かれてるのかもしれない。ていうかいいマイク使ってそうだしなー。

客席からの歓声はどうだろうか、オリンピックのサッカーの歓声は小さい。オリンピック中ではサッカーはあんまり盛り上がってない競技なので客自体があんま多くないので量感がもともとないってのもあって判断しづらい。少ないなりに拾ってる音の精度はかなり高い気もしたんだけど、全体のトーンが低いと微妙な部分もよく聞こえるってだけかもしれないし。うーむ。