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不安な TV

地上波 TV を見はじめてしばらく経つが、やっぱり見ておもしろいもんじゃないな TV は。←という感想は、娯楽を基本的に能動的なものと捉えているおれの性向によるところが大きいだろう。TV にある娯楽性は受動的(「見る→反応→共有」という流れ)なものだから、TV についてコンシューマゲーム機の受像機程度の認識しかないおれにとってそれを自然に感じ取るのはむずかしい。さらにいえばおれは TV と特に能動的に関ろうとしていない、つまり、番組表を取り寄せて事前に確認して時刻をあわせて見たりとかせずに、なんとなく TV の電源を入れて流れている番組を適当にザッピングして眺めているかんじ。これではますます受動的な印象付けになって当然だ、が、将来の世情を予測しても、おれの認識を TV に最適化(矯正)したほうがいいという流れにはならないだろうから、おれの地上波 TV の印象は、このまま変わらずに続いて問題ないと考えておいてよさそうだ。

それはそれとして、かつておれが TV を見ていた時代(中学まで?)と比べてあれだな最近の TV は CM の比率が異常。消費者金融と保険の CM が多過ぎ。さすがにやべえだろこれは。まあおれが TV を見ることのできる時間というのはだいたい決まっているので、その時間帯特有の現象に過ぎないかもしれないんだけども、

  • 日々の生活費に困っているひとを見込んで金融の CM が増えた
  • 将来の生活に不安を持っているひとを見込んで保険の CM が増えた

てことかなあ。

需要を見込まなければ CM は打たれないはずなので、CM が流れているということはそこ(TV の前)に想定された客層がそれなりに居るのだろうということだ。そして CM には世情を煽るという機能も期待されているだろうから、CM の影響で生活費に困ったり、将来に不安を持ったりというような印象付けを行われた客層もまたあるのかもしれない。なんつーかこれが構造不況と世情不安の CM 世相ってことか?とも思ったが、しかし景気はあれだよななんかあんま感じないんだけど回復傾向にあるんだよな。

以前から感じていたのだが、日々の生活には多少なりと余裕があり、将来への保険もある程度用意し終わっているような、多少裕福な客層は、地上波 TV の客層から離れつつあるってことも、こういった CM 分布の印象に影響しているのかもしれないなあと思った。そういった客層はお金を払って CM のない有料放送チャンネルに移ってしまって、結果としてそういったひとたちに向けた CM は質量を減らし、地上波には金融と保険の CM がすごく目立って感じられるのではないかみたいな。

そういった理由が絡み合えば「なんだかしらんけどむしょうに多い」みたいな印象になりうる、のか?