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FULL SPECTRUM WARRIOR

ヘリから降りて新天地、相変わらず中東(ザキスタンっていう国らしいよ)の市街地だけど、まぶしい空がすがすがしくて、開放感のあるミッションっぽい。あーでもなんか電波状態がいまいちよくないので指令が聞き取れない。といってもどのみち指令は英語だから聞こえたからってよくわかんないんだけどねまあ。それで困らない。青マーカーの方角にカーソル合わせれば、最低なにやったらステージクリアできるか表示されるし(←ゲーム脳)。

路地裏から RPG 音が聞こえて不吉!でもここ突っ切らないといけないっぽいよ。がんばれおれ、というかがんばるのはおれじゃなくてお前だブラヴォーチーム、機銃音はしないので突入をのっけから阻まれるということはなさそう。RPG の音が怖いけど、なにどうせいきなり直撃ってことはないだろ、まずは敵の位置を知らねば対策もできないのでカミカゼ強行偵察隊、と思って路地裏の、手前に見えてるゴミ箱のうしろまで移動させて、そこから周囲を見回すと、あー居た居たいましたよ建物の2階んところに遮蔽物ごしにこちらを狙ってる敵兵が、というかやつは今まさに RPG-7 をこちらに向けて、発射し、よ…。

あー、もう、びっくりした。まだちょっと心臓がバックンバックンいってる。このゲームでプレイヤができることは「指揮下の兵士に指示を出す」だけなので、入力が結果としてゲームに反映されるまでに時間がかかる。だから「もうあと1秒か2秒で全滅確実です」というような状況、つまり「ふと横を見ると敵が RPG をこっちに向けていて、例の音が聞こえ始めた」ときなどに、できることはない(指示を出すだけでも数秒かかってしまうし、よしんば出せたとしても部下が行動しはじめる前に死が到達する)。というか実は(高等テクとかで)緊急回避指示とかやりようはあるのかもしれないけど、それをおれは知らない。ので、ここはもう RPG 撃たれた時点で負け。あと1〜2秒の間、迫りくる死の航跡を眺めるしかやることがないというこの手持ち無沙汰。弾頭から目を離すことができない。誰のものかわからない走馬灯が、あのとき確かにおれには見えた。そして彼らは死後コンティニューされる。そう、おれではない彼ら、ブラヴォーチームの4人がだ。