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見えない原作者

それにしても、「イノセンス」「アップルシード」と、士郎正宗氏原作の劇場映画が立て続けて公開されたのにも関らず、周囲でほとんど「原作としての士郎正宗氏作品」についての言及がないのは、なんとなく(情勢として)納得できる印象もありつつ興味深い。「イノセンス」については、前作公開以降の話題の推移や今回のプロモーション、なにより押井守氏監督作ということもあり、士郎正宗氏の名前がほとんど出なかったのはある意味で納得だったんだけども(関連→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040227#p1)、「アップルシード」についても同様なのはなぜか。映画の話題自体があまりネット上では共有されていかないからそう見えるのかな。ネットに上がっているアップルシードの感想は、比較的それぞれが孤立しているように見える。「イノセンス」についての感想が、視聴者同士の相互言及によってある程度界面を作っていて(それはまさに意図されたものだとおれは思っているし、おれにとっての「イノセンス」本編は、映画ではなくそこにあった)、それと比較してしまうので余計そう見えてるってのもあると思う。

なんかこの状況は、仕組みは違うかんじだけど、印象としてはアニメ版「ルパン三世」とモンキーパンチ氏の関係を連想させなくもない。