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王立宇宙軍 オネアミスの翼

何回見たか覚えていない「王立宇宙軍 オネアミスの翼」だが、DVD買ったことだしひさびさに見てみるかーと思って見たら、いろいろ発見があった。かれこれ15年ほど見続けてきているこういった作品の場合、時期や時節それぞれによって微妙に変わっていく自分の感想の偏差や変質を楽しむ、つまり、わりと作品というよりは、自分と向き合うような気分になる。

  • オネアミスの翼といわれても、それだけだと意味がわからないようにできている。
    • まず「オネアミス」っていうのがわからない。まあオネアミスというのは主人公たちの国の名前で、正式にはオネアマノ=ジケイン=ミナダン王国というのだが、その名前が作品中まともに説明されることはない(国王が聴き取りづらいTV演説で一回だけ言う)。べつにまあそんなの気にする必要のある映画じゃないから気にしないならしないで構わないんだけど。オタ向けのフックのひとつかなあ。
    • 「翼」も筋合いが違う。王立宇宙軍はロケットのお話で、宇宙というのは、翼で飛ぶ機体によっては到達できない場所で、だからこそロケットはああいう形をしているのだ。ロケットに翼はない。オネアミスの翼の集約的存在には、だから、翼がついてない。けどもまあ、それでもやっぱり見えなくともそこに翼はあるのだと、鳥より遠くに飛んでいくとしても最初に見上げた空にみつけたものが鳥だったのなら、やっぱりそこに翼のイメージを託そうじゃないかと、そういうことじゃないかなと思った。

とかそういうことを以前(高校か大学んときかな)思ったことを思い出して、あとは、

  • 怪我の左右と鏡の関係
    • 作中、シロツグは2回顔に怪我をする。1回目、序盤でヒゲソリ失敗して怪我したとき、怪我をするシーンは鏡ごしのカメラだから、直後のシーンでは怪我の位置が左右逆になっている(1回目の怪我は、鏡ごしのカメラで撮影している)。2回目は暗殺者に撃たれたときで、これは鏡ごしではないので怪我の位置はそれが真になる。で、ロケット発射直前にシャワーを浴びてバンソウコウをはがすとき、怪我の位置が「真」だったことに、今回はじめて気付いた。なんとなーく、あれは鏡越しのカットなんだろうと思い込んでたんだけど、ちがったんだなー(あのシーンは「鏡の手前から」撮影している)。
  • ハリボテのうた
    • 今回はじめて英語版も見たんだけど、れいの「♪ハ〜リボ〜テ〜ハリボ〜テ〜」という歌が、きちんと英訳されてて感動した。ちょーお巨大なハーリボテっと。

このへんか。