matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

ぺとぺとさん(補足)

先日(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040507#p3)の補足。

イラストを担当している YUG 氏は萌え絵開発の分野で定評のあるひとだし、今回の仕事についても読者脳における萌え妖怪の形成体として十分以上の働きをしているとは思うんだけども、でもあれだやっぱり「ぺとぺとさん」が妖怪ものの作品である以上は、最低限、その主人公だけは YUG 氏の手になるあの絵ではなく、水木しげる氏作品に頻繁に登場する「例のメガネくん」こそがふさわしいんだよなーと、M さんに話したら同意を得た。

試しに「ぺとぺとさん」のイラストを参考に情景を脳内再現し、主人公以外はそのままにしておいて、主人公だけを「例のメガネくん」に脳内上書きしてみると驚くほどよく馴染み、徐々にそれ以外はありえないと思うようになる。ほんというと全編水木しげる氏のタッチで脳内再現することも可能。YUG 氏には失礼な話かもしれないが、おれの場合そっちのほうが萌える(「ゲゲゲの鬼太郎」などは、1 コマ見ただけで笑ってしまうくらいおれはあのおもしろさに耐性がない)。残念なことに水木しげる氏の漫画にあるポップ(またはポップしない)感というか、当時はまだ言語がなかったので表現できなかったがひょっとすれば「萌えの過去形」とも表現できたのかもしれないフィックスされた独特のおもしろさについて、気分を共有してくれるひとが最近は少なくなってしまった。