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元旦

火

年越しカレーを食いにいったつもりがカレー屋が閉まっており、打ちひしがれた気持ちでヌードル(←東京にあるラーメン状の食いもの)を食い、初詣をするつもりが近所の神社がめちゃ混みで早々に諦め、焚き火にしばらく当たっただけで何の神にも祈らず帰った。

そして帰ってきたら風邪が明らかに悪化している。頭痛。悪寒。そのままサクっと寝て、朝の6時くらいから1時間ごとに軽く覚醒しつつズルズルと二度寝三度寝四度寝…と繰り返して15:00くらいに起床。初日から寝正月気分満点でしかし頭痛が引かないので風邪薬とビタミン錠を併せ飲み。初夢のようなものは見た。ずっと浅い眠りだったので繰り返し繰り返し何度も。なにか仕事がおれのミスでだめになったり、会社がなくなったり、付き合いのあったひとと疎遠になったり、ろくでもない夢の繰り返しだったような気がする。たぶん悪夢だったろう。かといってそれがいやなかんじではなく、妙にサバサバした気分だ。おれはいつごろからか、そういったことに対してあまり感情を持たなくなっていた。

年越しがダメまっていても、初詣に失敗しても、元旦から風邪ひいてても、まあそれぞれ単体ではかなしい気分にはなるものの、それらをつなげてなおさらにへこむようなことがない。季節は何度もめぐるが人生はけっきょくのところ1回きり。1年間は何度もあるけど2004年は一生で1回きり。「成功」とか「失敗」とかいう概念は、2回以上体験するものに対してのみ成立する。おれの人生が1回きりである以上、どういう状態で過ごしていく時間もすべて比較できない固有の体験で、あらゆる状態はうまいとかまずいとかではなく、ただそれのみのありさまなのだと、たぶん、なんか納得してしまっていた。