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GUNSLINGER GIRL 1&2巻

なんか一時期流行っていたかんじだったのでやっぱり読んでおくべきかなーしかしおれのオタ重力センサが反応しなかったので読む気にどうしてもならないんだよなーと思いつつズルズルいってしまって結局いままで読んでなかったのだが、ようやく読んだが、ちょっとこれはきついんじゃないかなと思った。

漫画として読みづらい。これを描いたひとはコマ割りがうまくない気がする。というかコマ割りの技量がほかと比べて劣ってるかんじじゃないんだけど(最近は情勢的に、漫画家のコマ割り能力が軒並み下がってきているかんじだし)、なにかコマ割りに関してほかより欠点の目立ちやすい描き方をしていて、それが理由で辛いかんじになってるような気がする、タッチの問題なのかもしれない。読みづらい。読んでて目がコマ間でカツンカツンとひっかかるかんじ。んー、これはなに?
これの同人誌版というのも出版されているらしいのだが、以前「やっぱり同人誌版より商業誌版のほうがクオリティが高いっすね」というような評判を聞いたことがあったので、ということはたぶん同人誌版はこれよりコマ割りがキツいかんじにちがいないと見切って、読まないでおくことにした。

内容に関しては、んあーこれはふつうに読んだらちんちんしぼんじゃうかんじの漫画だなあと思った(ロリに近付いていくほど去勢されていくかんじ)が、ということはたぶん過去から現在までのオタ文脈(それこそ「萌え」など)のうえに成立しているかんじなのかなと思った、作者も、読者も。相対的で応用的な(=独創的でない)ひとびとの文化、くだらなくも複雑な積み重なりのうえにある。消費が独創的である必要があるとは思わないから、それはそれなのだが、相応の体験や、文脈への理解がないと、「これをニヤニヤしながら読んでいるひとが居る」という状況を、理解する取っ掛かりがない気がした(それを持っていないと「過剰に異質に思う」危険がありそう)。