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日照天象儀

サンシャインシティプラネタリウムhttp://www.sunshinecity.co.jp/planetarium/planetarium.html)が六月に閉館する(http://www.asahi.com/science/news/K2003020502337.html)というので行ってきた。ニュース見るまで存在を知らなかった。sunshine の planetarium ってのもなんかへんなかんじだ。星は太陽と一緒に見るもんじゃない。ちょっとおしゃれなのか。

プラネタリウムで見る星は確かに普段東京では見られないほど多かったけどしかし儚い光でなんともいえず寂しかった。直接光と間接光ではそりゃ直接光がまぶしいにきまってるもんな。というか年末年始に九州で(夜中ガタガタ震えつつ山道で)見上げた夜空があんまりすごかったもんだから星の印象としては今回なにも残らなかった。天然ものに人工ものが敵うわけがないものな。それを考えると日ごろロクな星見てないよな。

今回見たのは一般番組「ペガサス」という品目で、スキー旅行に来たカップルの男のほうが夜空を見上げながら延々と冬の星座のうんちくを語るという形式だったんだけども、これがもーなんともいえずベタベタなおはなしでギャーとかゲエェーとか脳内でうめきながら黙って鑑賞。これ一体何年前の脚本だっつーか「ハワイのすばる望遠鏡がこないだできた」みたいな台詞があったから調べてみたら(http://www.naoj.org/Introduction/j_history.html)91 年建築開始で 99 年ファーストライト。わりと新しい…のか?

しかしまあサンシャインシティを出たあとMさんに聞いてみればプラネタリウム番組のシナリオなんてものはだいたいあんなものらしいし「いまどきあの程度サラリと流せないようではエロゲーの一本もプレイ不能」とか言われたので、おれもまあ天文学的な世界においては人間の恋愛様相も天文学的な視点によってしか観測されないんだろうとか適当な憶測で対処することにして、そう考えてみれば随分オサレで小粋なフレーバアではないかとか思った。サンシャイン 60 の時代にはばっちりはまってそうなんだけどなあ。時に 2003 年。

あと、長年どうでもいいんだけどずっと引っかかってる疑問があって、それは「プラネタリウムって光ってる星、つまり恒星を映す装置で、そしてプラネットって惑星じゃなかったっけかっつーか、要するになんで恒星映す装置なのに planet って名前がついてるの?」というやつなんだけど、なにかの縁なので調べてみたらそれっぽいページがみつかった。

プラネタリウムの重要な機能の一つに,惑星の見かけの動きが自由に見られることです。

プラネタリウムという呼び名には,プラネット(惑星)を見せる機械という意味があります。直訳すれば惑星儀か,惑星運行儀ということになります。生みの親のドイツで「ステラリウミ(恒星儀)」という案もあったようですが,ただ星を写すだけでなく複雑な天体の運行が表現できる高度な機械であることを強調するため,「プラネタリウム」に落ち着いたようです。現在では丸天井の内側に実際の星空と同様な諸天体を映し出す装置をもっぱらプラネタリウムと呼んでいます。

なるほど「ステラリウミ(恒星儀)」という案もあったのか、そっちもなんか強そうでいいよなしかし。大雑把そうなのがいかんのだろうけど。

追記。上映がおわったあと、これが本日の最終上映だったからなのか、スカート短めな係員のおねえさんがスタスタとプラネタリウムを囲んでいる鉄柵を越えて台にのぼって機械を調整してたんだけども、あれがちょっとびっくりした。ぱんつ見えないのか、大丈夫か。