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日記管理

さらにもうちょっと日記デザインを変更。「記事の設定」から、見出しをこれまでの一段表示から二段表示に変更した。いずれやりたかったんだけどめんどくて手が出てなかった。この機会に。カテゴリをかなり使ってるので、タイトル行が長くなりすぎる場合があって、いい加減どうにかしたかったんだよね。これでスッキリ、しすぎてちょっと寂しいくらいだ。デザインはあとで考えよう。思いつかなかったらこのままで。

変えてみてわかったけど、これはあれだなー日記的なブログ運営てよりジャーナル的なブログ運営に向いてるスタイルっぽい。というのは、タイトルの前に [hoge][mage] みたいなカテゴリが入らんので、べつにタイトルとかどうでもいいじゃろ一応文字列として埋まってんだし的な惰性より「なんかそれらしいタイトル入れとかなきゃ」感が高まりやすげ。で、それらしいキャッチーなタイトルをがんばって考えるというのは、SBO(ソーシャルブックマーク最適化)に効果的なので(集合知というのは「チェックだけしとけばほかの誰かが読むだろ」と思って誰も長文を読まなくなる状態のことなので、そのての世界ではブログエントリの価値はタイトルが九割で本文は一割なのだ)、瞬間風速が命のジャーナルブロガー向けっていう印象が。めどい

あと、このスタイルにすると、おれがいつもやってる「タイトルは過去の同じよーな話題のタイトル行をそのままコピペしてくる」という手段が使いづらい。これはちょっと困るな。いやしかし、なにごとも慣れだ。しばらく使ってればどうってことはなくなるだろう。ならなかったら戻そう。

  • (080626 追記)archive ページでのタイトル表示は従来どおり [hoge][huge] mage みたいなかんじだった。ので、日記書く作業的にもあんま問題なさげ。

最近のアニメ - RD 潜脳調査室雑感

今期予想外アニメは RD ってことに決まりつつあるな。最初見所のないアニメだと思ってたら無闇に太いキャラクタ造形がおもしろく、それならばと「太いだけのつまんないアニメ」として消費にかかろうとすると今度は意外なまったりアニメ具合を展開させ、このままたぶんおもしろくはない展開なのだろうけど、へんな位置を開拓しているようにも思えて、無視できない。IG 社もへんなもん作るよな感。スタッフには士郎正宗氏もクレジットされてるけど、どの程度絡んでいるのだろうか。設定だけっぽい気もする。もうちょっと絡んでるんだとすれば、キャラクタがマニトウとかなんとかわけのわからんこと言い出しそうな気もする。攻殻の絡みで海外売りとか考えたいタイトルってことなのかなーみたいな。にしてはひたすらまったり芝居なんだよね。気分としては攻殻ってより電脳コイルに近い。メタルとか地球律とか直感とか、メガネとかイリーガルとかイマーゴと置き換えられないことはなさそうだし。

そういうのと別に、けっこう悪趣味な要素がこのアニメには入ってそうだなーという感覚がある。というのは、ハルが「青年時代に眠りにつき、目覚めたら老人になっていた」キャラクタだからだ。中年期をバイパスしてんだよね。これが気持ち悪い。なにを連想させるかっていうと「千年女優」。あの映画みたあとのオタ話で「不思議ちゃんは中年期に身の処し方がない」みたいな話が出た。老齢になったあとはまた大丈夫になる。けど、30 代から先の長い中年期には、人間は不思議でいられない。そこが人生のメインストリームだからだ。性的人間(この場合の「性的」は「恋愛的」という意味ではない)であることを持て余す、不思議ちゃんは、少女から女性になったあと、おばさんをジャンプして、いきなりおばあちゃんになりたいんじゃないか、あるいは逆に「おばちゃんとしての自己」を強化する振る舞いをするんじゃないか、みたいなことを当時思った。

というあたりを踏まえての、ハルだ。こいつは、男版の不思議ちゃんとしてみると、じつに都合のいい時期に事故に遭ったことになる。もちろん当人はそんなふうには思っていない。不思議ちゃんとして「天然」だからだ。天然であるがゆえに、事故にあわなかったとすれば、自然とおっさんになり、いまとは違う形で老いていただろう。けども、ともかく、ハルは事故に遭って、結果的にその不思議さを強化されたと思う。キャラクタ自身のためにではなくそうなっている、というのが重要だ。じゃあ誰のためにかといえばもちろん、視聴者のためということになる。青年の心のまま肉体の枯れた(そしてそのことへの屈託を抱え込んだ)ハルの視線、の先に居るみなも、という構図は、つまり「○○は俺の嫁」みたいな不可能性を担保にした関係性構築に重なり合うものに見え(ようは「おまえらは老人ではないが、ハルのようなものだ」と言っているわけだ)、そうした底意地の悪さは楽しい。男オタも性的人間としての自己を持て余す時代になった。それを SF 的な解釈で、システムとして見せていて、そのシステムの作り上げる社会を描いている。それが、RD というわけだ。視聴者と違いメタ視点を持たず、また「天然」であるハルがメタルの奥底でみつけるものは、萌えオタがネットに見るものなのかもしれんね。

以前のメモ。

「高度情報化が浸透した南洋の楽園っぽいところで、上流階級っぽい子弟が冒険する、みたいな作品」に新味とかは特に感じない。ユニークさがないではないけど、カテゴリの範疇だ。そういう部分でないとすれば、「少女と(少年のような)老人の、性欲に裏打ちされたほのぼの純愛未満もの」みたいな、わりあい不健全な楽しみ方もなくはない。あのような老人の世代には、メタルの奥底で「ホゲー、こなたはワシの孫おお」とか言ってるひともたぶんいっぱい居る。