ikebukuro.js に参加
池袋で、非技術系のひとたちが集まって、技術系のひとたちがやっているような会合っぽいものをやるふりをしてみようという名目の、OFF 会があったので参加。開催前からグダグダ必至の会合であるが、もはやそのグダグダ自体をたのしもうという程度にコミュニティが爛熟しているのだなあというかんじで、おもしろかったが、これでいいのかネットワーク社会。
- 基本的には shibuya.js というイベントに対するけまらしさから出発しているイベントらしい。べつにギークになりたいわけではなさそうなのでワナビーともすこし違うかんじ。
- 一応それっぽく ustream 配信とかもやっていた。ホワイトボードへ向けた固定カメラ。おれは記録に残りたくない側の人間なので、カメラに映らない側へ。
- このてのリアルタイムネット配信材は今後 OFF 界隈にもガンガン浸透してくるものと予想されるが、こうした「顔や声がネットに流れていい側とよくない側」のせめぎあい問題はこのさき一悶着ありそげだ。現状はどちらかというと昼のブロガー文化圏のひとが率先して開示しまくるという初期状況で、逆にいうと「気がついたら映されてた(録られてた)、けどまあいいや」とかそんなかんじでわりあいおおらか。
- カメラの場合は今回みたいにゾーンで分けるってのが有効だし(「この範囲は撮ってます」とインフォメーションする)、開催前にそのての機材をどうするかとか記録に残りたくない側はどうすればいいかとかガイドラインを提示するってのは作法として有効だし、イベント運営的にもスマートだろう。
- 問題は音声かな、音はゾーン設定できないので。「会の様子は配信&記録したいので、記録されたくないひとの参加はご遠慮ください、あるいはオブザーバーとして沈黙しておいてください」的なかんじにしかできないかも(実際おれは「記録に残りたくないけど収録現場は見たい」という podcast 収録会合などでは、一切しゃべらないひととして見学だけさせてもらったりとかしている)。
- その方向がいい具合に圧力として機能すれば、「フルに楽しむにはいろいろ開示しなきゃね」みたいなノリになっていくってかんじか。いま率先してるひとたちとしては、そうなってくれればみんなでハッピーってことなんだろうなと理解している。
- まあそのへんの話とは別の実感として、デジカメとかだと許可ってほどでもないにせよある程度の断りをいれたりとかそういう様式ってあるけど、ビデオ撮影だとか音声録音などの場合、周囲に確認なしでいきなり録りはじめるケースをけっこう見るので、これ面倒くさいあたりの話題と絡まず綺麗に揉めるためには、早い段階である程度話を整理しないといけなさげでもありそうだなと思った。
参加メモ。
- はじまった。
- だめだ。
- アルファギークに対抗するにはアルファナード。
- きつい。
- 「今日は役に立つライフハックをひとつ持って帰ろうと」よくしらないけどそれっぽくてじつに良い自己紹介フレーズだ。
- いきなり休憩時間で間をもたせようとしている。
- なんかおもいつきで議題を挙げはじめた。カンファレンスってよか学級会みたいなノリ。
- 話し合い開始。
- 環境問題
- 解決した。
- 様々なけまらしい問題
- 解決した。
- 無断リンク問題
- テキスト削除問題
- いつのまにか削除されていた。
- 議長提出議案「クリスマスまでに彼女がほしい」
- 解決不能であるという結論が出て、あと「できなかったときにひとのせいにする」という態度が否決された。
- 「CSS ナイトってどういうイベントなんすか。なんかクラブで「float: left; イエー!」とかいってんすか」「で table が出たらブーイング」「いやクラブじゃないし。クラブでブーイングとか無いし」「そういう部分の含めて」(→http://rere.sakura.ne.jp/diary/20070922.html#p01)
- やっぱ HTML 標準のイベントは DOCTYPE 宣言からはじまるのか。
かつてないほどのグダグダっぷりで、メモしておくべきようなことがほとんどない会だったが、当初二時間予定だったのが結局延長(っていうか再予約)しての四時間だったことなど考えれば、これはつまりそれなりに居心地の良い空回りだったということなのだろう。二度目があるのかないのか不明だが、たぶんもし次あれば今回よりはよくも悪くも相対的に有意義なものになるだろう、ということだけは間違いがない。
三次会は飲み屋組と飯屋組に分かれ、おれは飯屋組のほうでハンバーグ屋に行って食って適当にだべって、夜頃散会。
最近のよしなしごと
よしなしごと@ゲーオタ。
- 今世代家庭用据え置き機中最もエキサイティングなハードが XBOX 360 であることに議論の余地はないが、受動的にゲームと接したいなら 360 は手を出すベストな選択でないこともまた自明だ。受動とエキサイトには接点がないからだ。
- もともと XBOX は舶来品であるから、ハードメーカー自体国内にあるような余裕ぶっこいた商売と同レベルで現地的な購入機会が確保されると思っていない。ゲーム展示会あわせとかで日本で発売予定すら未発表のタイトルの動画とか XBLA にバンバンあがってる状況は、あれは「ローカライズはほどほどにがんばるので、待ちきれん&飽き足らんひとはインポート品買ってくれ」と公式に言ってるようなもんだと理解しているので(まったくメリケンどもの文化侵略はけしからんよねー)、たぶん北米 MS 社に対してあまり強い立場にないのであろう MSKK の営業力に、現状不満はない(ようは期待をしていないということなので、なにかトピックがあるたびむしろ「うお、がんばったんだろうなあ」とか素直に驚くばかりだ)。ATARI JAGUAR と比べれば、信じられないくらいの規模で販路も確保できてるわけだし、いまどきはネット通販の信頼度もかなり高いので(納期ばかりは安定しないが、まあとりあえず買えば届くという部分に不安はなくなった)、ディバイドとかもそんなに感じない。
- NAOMI&DC 版の Treasure「斑鳩」はボス爆発時に(PVR2 が苦手な)アルファを重ねまくって処理落ちしていたけど、あれはああいう演出上の溜めであると処理され、また納得されていたものと信じる。もうすこし背景まで説明すると、「処理落ちが発生するプログラムは必ずしもエレガントとはいえないが、伝統的に STG は処理落ちをゲームデザインに(あるいは結果的に)取り込んできた」という前提があり、またボス爆発時のスローモーションは演出として十分に納得可能のフィーチャーで、かつその処理を想定するに「フェイクをうまく使ってエフェクトを最適化したあと敢えてウェイトをかける」「実際に負荷のかかる処理のまま通す」の場合後者のほうが工数管理的には優れている、というような受け手側の妄想までを含んで、という話だ。
- が、ようやく公式発表された 360 版では処理能力向上によりボス爆発でも処理落ちしないのかもしれない、というような噂。まあそりゃそうなるか。この場合「処理落ちしないこと」を、正しくないと判断するか、正しい処理であると評価するかで、またゲーオタの受け手としての処理能が占われるわけだ。もちろん近年のトレンドというかセガ社の無駄なまでの完全移植作品にみられる「おもてなし最適化」的な思想でいえば、前者に針が振れるところかもだが、どうかなー、どっちでも正しいは正しいわけなんだよな。
- バンガイオーが NDS 版ということでとりあえず買うのは決まっているが、どれほどかという期待とエキサイティングなのかという部分には一応信頼度保留で。このへんも背景込みで詳しく書きはじめるととても長いのだが、今回はその長さとは全然無関係の部分において保留という処理なので、あんま書く気分でもない。とりあえずは解像度的にも、あんまミサイルの弾数で勝負しても仕方なさそうではあるなー。