ユリイカ 11 月号 :特集 文化系女子カタログ
ようやく対談まで読み終えたところで、文化系女子の心の闇はいまだ見えずといったところだ。対談の中で、枝葉というか単発の気になった台詞だけクリップ。
最近、「サブカル野郎は人と違うアイテムがいいんだろう」とか言われてるらしいけど、そうじゃないんだよね。「面白そう!」って思うんですよね。なんでいまさらそんなこと言わなければならないのかって思うんだけど……
「サブカル野郎は人と違うアイテムがいいんだろう」という発言を取り上げたわりに全然否定していなくて興味深かった。「サブカルのひとが「面白そう!」って思うのは人と違うアイテムだろう」と言い換えればいいのかな。こういう「同じですけど違いますよ」みたいなことをわざわざ言いたいのがサブカル一流の「違和感の表明という形をとった自己主張」であるわけなのかなと思った。けどまあこういう気分はよくわかりもする。べつにこれサブカルの専売特許じゃなくてオタもそうだからな。客観的に「一緒じゃん」て内容を「違う」と説明しつつ、結局同じこと言ってるという。だからおれにもわかる。違うんだよなこれは。同じだけど。
私は後藤真希が娘。に加入した九九年の夏に英国に引っ越したんですけど、一年半ぶりぐらいに日本に帰ったら私の知ってる元渋谷系の男子の集団がこぞってモーヲタになっていて(笑)。ちょっと年上の知人は、「ニューアカのやつらがおニャン子やアイドルで堕落したのを思わせる、お前らそれでいいのか?」と言っておられましたね。
わはは。
千葉県にある東京ドイツ村
「東京ドイツ村」というテーマパーク(?)が千葉県袖ヶ浦市にあるらしい。東京ディズニーランドの例もあるとおり、いまさら千葉県への東京都の進出は珍しい話ではないのだろうと思うが、こうも地名と国名と行政単位の入り混じった情報的サイケデリック感は趣深い。
あとたしかいまはムツゴロウ王国も北海道から移転して千葉県にあるんじゃなかったっけなと思ってたんだけど、「東京ムツゴロウ王国」(http://www.tokyo-mutsugoro-oukoku.co.jp/)は東京都あきる野市だった。
CANDY
途中から見始めたのでノリが全然わかんないまま見て、おもしろかったが、眠さもあって、かなりつらくもあった。セクシー度まんてんの脳みそからっぽギャルが次々奇人変人と出会ってはセクシーな行為に及びつつ、グダグダになって、どさくさにまぎれて気が付いたらまた次の奇人変人登場、というパターンが延々続く。ずいぶん昔におそらくこの映画だかその原作だかをパロディしたのであろう吾妻ひでお氏による漫画を読んだことがあって、あーなるほどあれがこれでこれがあれか、もともとはこんなかんじか、けどおれの場合こういうノリは漫画が先だったから、実写でやられると新鮮だけどキツいなとか思った。最後はそれなりに感動したような気がする。「とにかくにも見終わった」という達成感の無価値さがすがすがしかっただけかもしれない。
たぶんあらすじ全部載せてもネタバレにならないと思うのでリンク。
- goo 映画:キャンディ (1969) あらすじ