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最近の映画 - 眠狂四郎シリーズ関連

相変わらず市川雷蔵氏版眠狂四郎シリーズ見てる。

  • 最近時代劇チャンバラを結構見て、やっぱ西洋チャンバラ映画をベースにしているんであろう西洋チャンバラゲーのチャンバラて日本の時代劇のチャンバラとはかなり違うなーと感じる。Assassin's Creed とか。
  • 眠狂四郎シリーズの場合、少人数戦で使う円月殺法はさほどかっこいい決め場ではないし、大人数のチャンバラはエンタメ時代劇映画だからかとにかく大人数すぎて大味だ。時代のせいか作品性なのか、剣戟 SE がかっこよくないのもだいぶ印象の冴えを落としている。というか現代西洋チャンバラは SE のかっこよさで誤魔化している部分相当あるよな。
  • でも(殺陣の都合で)「ある程度グループ単位を一呼吸で斬り、すると次のグループが登場」みたいなゲームっぽさが大人数戦だと時々あって、そこいらはゲーオタ的におもしろい。全然別の事情から、結果的に時代劇とアクションゲームが似るのかっていう。
  • ストーリーというか、脚本として、一作目の「人間の悲しみ」みたいな社会派っぽいノリにはあまり関心を持てなかったが、仄かにエログロへ寄せたショッキング映画っぽいエンタメ(…ていうか耽美?)ノリにシフトしていって、楽しくなってきた。やはり、うねり狂う悲しみの海みたいなものと向き合ってるよりは、恨み妬み嫉妬に欲ゴッタミックス的な醜さの沼面に、汚れも皺もない黒衣で一人スラっと立ってる眠狂四郎のほうが、よりわかりやすくなったというか。
  • なんかたとえば座頭市とかだと「時代劇のガワで西部劇ノリ、あとアジア的ひょうきん」みたいなやりたいことが画面越しに見えてくるような感覚あるんだけど、眠狂四郎って無国籍感なのかな。