ROME
T くんに「ROME の DVD が Amazon でやたらと安い」と聞いたので即買った。
- 2 クールくらいのドラマが全部で 3,000 円くらいて価格破壊もいいとこだよ。資本主義むずかしい。まあ BD ではないというあたりがキモなのだろうか。
- 聞いた評判。
- そこまでおもしろいようなドラマではないらしい。まあ、大して話題にはならなかったしな…。
- 戦闘描写は、それほど…。
- でもセットと衣装は素晴らしい。
- 塩野七生せんせいのもえもえローマ萌え語りにズッポリ染まってちょっとヤバいという自覚のあるオタには、ちょうどいい具合に手頃な「それ以外のローマ」的描写。
- あと TV ドラマとしては無駄にエロシーンがあるので視聴環境に注意とのこと。
- で、見てる。のっけから素っ裸の婦人が生々しく SEX しており、なんつーかこれはエロいっていうよりひとつの生活感ってやつなのかなー、みたいな牧歌的な気分に。たしかに家族みんなでは見づらい気まずさやね。
- 時代はカエサル〜アウグストゥスらへん?主人公はカエサル配下の百人隊長で、本人は共和制万歳なんだけど親分がアレなもんだから共和制の敵になってしまうかも、みたいなかんじで展開し、あとアメリカ(とイギリス共同制作)ドラマなので家族関係の苦悩があり、あと歴史上の人物がドヤ顔で名台詞をキメたりもし、でもルビコン川はとくに感慨もなくサクッと渡河し、なんだか古臭い西欧時代劇の風味と現代ドラマの風味が混じり合いつつ微妙に融け合っていないような、まあめちゃくちゃおもしろいってわけではないけど、まったり楽しめそうな塩梅。こういうものを安価に DVD で消費するってのも 2011 年のオタ生活としてはアリか。
あと DVD ボックスの作りはむちゃくちゃ安い。「特別限定版」みたいな余計な特典満載のパッケージもある一方で、1 円未満の領域で熾烈にコストカットしてるパッケージもあるわけか。まあ、これについては、これでいい。iTunes 映画一本 1,000 円てのは、このへんのディスカウント率と対比すると割高だなーと思った。とはいえディスクメディアって、どうしてもディスク交換の手間があるから、プレイリスト放りこんで連続再生的な便利さがなくて、嫌いなんだけど。