自動車運転関連

• 車を運転するのは嫌いではないが、車でどこかへ行く、という目的行動は、まだなんだか苦手だ。ルートだけ設定して、途中どっかでジュース買って止まって休憩して、iPhone でネットとか見てひまをつぶし、帰ってくるだけ。深夜の自由行動ではこのパターンを繰り返している。自転車が自動車に変わっただけで、基本的には山手線沿線をぐるぐる回ってたのと一緒だ。店とか寄らない。自販機だけあれば事足りる。なにかをしに行くのは面倒くさい。
• 自転車と違い、自動車は乗ったり降りたりするのをかなり面倒に感じるというのが大きいかもな。目的地まで行って何かする場合、自転車のが圧倒的に優れている。乗り降りに必要なステップ数が少なく（というより田舎においてはほとんどないようなものだ、乗車→スタート / ストップ→降車それぞれ二秒あれば充分、おんぼろママチャリなら盗難の心配もほとんどないので鍵をかける必要すらない、ていうか実際家では鍵を刺しっぱなしで半年ほど運用している）、駐車の制約がほとんどないうえに、駐車できる場所から建物の入口までの徒歩距離もおおむね短い。
• 実際問題、自動車は行動圏を広げてくれるだけの乗り物で、なぜ行動圏を広げる必要があるかといえば、自転車の行動圏では生活が十全に回らないという郊外事情に拠るだけのこと。自転車で行ける範囲に自動車範囲なみの設備充実があれば、まったく要らない…わけではないか、荷物積めるし、雨天でも快適だから。うーむ。でも降りるのめんどい。
• …というより、おれが主に乗ってるセダンの乗り降りが、軽の乗り降りの簡便さのあとにはかったるいという話よな。リモコンロック式ではあるが、エンジン始動のため鍵は刺さんといかんし。ドアんとこのボタンをピッと押すだけでいい奥様うっとり仕様のドアロックシステムはまったく発明だよ。どっかポケットに入れとくだけでよく、キーを出し入れする必要がない。
• とはいえ、そもそもは、リモコンロック式の車がハイカラであった時代で止まっているおれの車社会観からすれば、セダンも十二分にハイテクではある。ドア開けて、ロックして、ノブを上げたまま閉める、みたいな操作をしなくていいというのは、すごく便利になったものよ。

まあそういうのもあるが、やっぱおれに関していえば、「とりあえず移動したいんだけど、行きたいところはない」みたいな性格が大きいんだろうな。