最近の TV

生活が変わったのでお昼のワイドショーとか見るようになったんだが、いまどきの TV 放送て結構携帯メディア & ネット中継の映像が流れ込んでるんだな。TV 放送は、近年高解像度化対応ばかりがトピックに上がってた気がするから（そこからさらに 3D とかいう泡沫もあったし）、HDTV 化が喧伝された末にアナログ放送より低画質な映像が流れるって現状は何ともはやだ。が、これってゲームでも似たようなことが起きていたよな。つまり、「現行世代ゲーム機の特長として HD 化の重要性は叫ばれたけど、同じかそれ以上に重要なネットワーク化はあまり宣伝文句には乗らなかったので、現行世代機ならではの成果としての強烈なネットワーク機能を活かしたタイトルが出ても見た目の説得力には乏しい場合がある（ので外野のおっさんがキョトンとする）」というような。喧伝された要素以外の現代化についても、当然現代放送にはさまざまな変革をもたらすが、それが具体的にどういうものなのかがわからないと戸惑うっていう。「むかしはコスト合わずに取ってこれなかった映像を、今はチープながら取ることに成功しています」「現地のひとが偶然撮った映像を、その日のニュースに乗っけることができるのは情報化のおかげです」みたいな一説明が要るかんじ。

なんというか「これからはすべての映像が超綺麗に！」と信じてリビング向け大画面を奮発したにっぽんのおとうさんが、へんなふうに落胆しなきゃいいけど。