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ディスク割り問題

とりとめなく。

  • 製品を買ったあと、それが自分の期待するものでなかったとき、またその制作者や制作集団が後に自分の期待から外れる方向へ舵を切ったときなどに、そのディスクを叩き割ってその写真をネットにアップロードするという行動様式が存在する。T さんが「エロゲーキャラなどの誕生日に、そのキャラクターの立ち絵を表示したディスプレイの前にバースデイケーキとかを置いて記念撮影するみたいな行動を連想した」と言っていた。最初違和感があったんだけど、ネガポジ反転というわけではないという意味での違和感で、「どっちにしてもそれをするひとはその作品が好き」という部分では通底してそうだと納得した。
  • ディスクを割るひとは、作られているものを愛していて、その愛が裏切られたと感じたときディスクを割っているんだろうと思っている。というあたりから連想するのは「跡部様が坊主頭になったら作者に抗議!いやむしろ作者を訴える!」みたいな吹き上がりとかか。あんまむずかしいこと考えず作品を楽しんでいたら、なにか望まないものが作品世界に介入し、楽しい気分がぶち壊されて、そこに生じた怒りがやり場を探す。その対象として視野に入ってくるのが、たとえば作り手や送り手の現場みたいなものになるかんじ。
  • たぶん反射的に叩き割ってそれでおしまいにするひとも居るんだろうけど(ゲームで詰まってコントローラ投げたりするようなかんじだろうか?)、ネットごしに露出する場合には単なる反射以上に「抗議行動」としてのニュアンスがのっかってきて事情が面倒になってくる。いまのところは、それがどうしたという話ではあるけど、そういうことをしたひとが存在したということに、意味がないわけじゃないという。
  • なにが、とか細かいことは言わないけどとりあえず「NO」を表明する手段としては、結構強烈だよなと思う。好きじゃなければわざわざ割りはしない、そのうえで容認できないなにかがあったから割る、というところまでは共通で、そこから先は個別の事情と。むー。
  • 面倒なのは、こうなってくると多分「なんかゲームに詰まるとかした一時の激情にかられカッとなって叩き割ってみただけで特に抗議する意図とかは無いひと」のディスクも、それを写真に撮ってネットに公開すれば、なんらかの抗議的なニュアンスがあるのに違いなく見えてしまうというあたりか。考えがあるものだけを公開する側のインターネットと別の、考えがあるものだけを公開しないタイプのインターネットも混ざり合ってきつつある昨今。といっても、まだそこまで気を回す必要がある段階じゃないか。