matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

人狼カードゲームを遊ぼう

人狼カドゲ会

今年の GW には予定がなさすぎた。暇じゃ暇じゃ。旅行に行くような金があったり旅行に行くことが楽しいような性分だったらそれとっくにやってる。べつに旅行とかがしたいわけじゃない。なんか金かけずオタらしいひまつぶしができればいいんだよ。おれは田舎モンだからひとが混雑している中に身をおくとムカつくので大人数イベントは勘弁だ。適当に十数人前後の小〜中集団でダラダラやるかんじがいい。でも手ごろなそのてのイベントが見当たらん。仕方ないのでせめて長らく棚上げとなっていた「人狼カードゲームを遊ぼう」の計画を実行することにした。おれの場合人狼といえば人狼 BBS からのひとなので、人狼と言ったほうが通りがいいけど、ゲーム名は「タブラの狼」という。ルールさえ把握していればトランプとかでも代用できるらしい(カードゲームというけどカードはほとんど使用しないので)。何度かやれるチャンスがあったけど果たせなかったので、カードだけ買ってあったという状態。実際に遊んだことはまだない。

とりあえず Skype とかで面子を集めようと試みるが、足りない。タブラの狼は最低参加人数 9 人からのゲームなので、けっこう開催条件が厳しいのだ(ノリとしては TRPG のセッションみたいなかんじだろうが、必要人数が倍近い)。Skype でおれ含めて 5 人集まったのであと最低 4 人、できれば 5,6 人欲しい。といってネットで大々的に参加者を募るというほどのことでもない。微妙な数だ。それにおれは幹事スキルが極めて低いので、あまり大人数になってしまうと手におえなくなって困る。「なんかよくわかんないけどモノ好き数人程度」を集めるのに最適なメディアはなにかないかなー、と思ったところで、そういや今の時期の Twitter とかだと条件が合致しそうだなと思ってそれで。集まった。全部で 12 人。調停役(GM みたいなもので、ゲームにプレイヤとしては参加しない)を除くとプレイヤ 11 人。人狼 BBS での呼称に合わせると、能力者は占い師 1 人・霊能者 1 人・狩人 1 人・狂人 1 人・人狼 2 匹となる。今回は共有者ナシ(共有者が入るのはプレイヤ 13 人以上)。

  • 会場設定
    • 当初漠然と「カラオケボックスとかでいいんじゃね」とか思っていたのだが、よくよく考えるとカラオケボックスで大人数だと場所代けっこうかかりそうなので、より TRPG コンベンションライクに公民館とかレンタル会議室を検討。池袋でよさげな会議室があったのでそれをネット予約。14 人まで収容の会議スペースで、12 人で 4 時間借りると一人頭 1,150 円とカラオケボックス想定よりかなり安い。おまけにジュースコーヒー飲みほいだい。
    • 銀座ルノアール:マイ・スペース&ビジネスブース 池袋西武横店 4 号室
      • http://www.ginza-renoir.co.jp/myspace/mys002_4.htm
      • とりあえず山手線停車駅徒歩 5 分程度でわりとわかりやすいロケーション。Livedoor Wirelesshttp://www.datahotel.ne.jp/wireless/consumer.php)に加入していれば無線ネット接続も可能。入り口がエレベータで 2F というあたり微妙に敷居が高いか。
      • ネット予約が可能なのでべんり。夜中でも部屋押さえられるし。
      • ただし、レンタルは一件につき最大四時間。延長する場合は再契約扱いになって、コストパフォーマンスが悪くなる。
      • 細かい問題といえるが、近所にリーズナブルな大人数収容の飯屋がないので、二次会など設定する場合ちょっと不便といえるか。駅前方面にちょっと歩いて居酒屋とか入ればそれなりだが…。

「タブラの狼」以外で準備したもの。

  • 大きめのラベルシール
    • 当日会場近くの 100 円ショップで購入。
    • このての「相手の名前を認識する必要のある、不特定のひとたちが集まる OFF 会」では名札を用意すべきなのだが、あまりにガッチリと名札っぽいやつを準備してしまうと、金もかかるしクリップとかで留めるタイプだと着ている服に穴をあけなければならなかったりで面倒。というようなわけで、大きめのラベルシールがおすすめ。これだとペンで名前書いてもらってそれを服の上から貼ってもらえば穴もあけないし、剥がして捨てればそれで済む。
  • サインペン一本(水性)
    • ラベルに名前を書いてもらう用。なんでもよし。
  • タブラの友
  • ごきぶりポーカー
    • プレイヤ同士嘘をついて害虫カードを押し付け合い、敗者を一人決定するカードゲーム(このゲームには敗北条件だけがあり、勝利条件はない)。お手軽で楽しいので、人数揃う前に互いの名前を覚えるついでのウォーミングアップに丁度いいかと思い持っていった。けっこういいかんじだったと思う。

そのほか。

  • OFF 会とかやるとき微妙に面倒なのが、「待ち合わせのため携帯電話番号とかをやり取りするほうが安全なんだけど、なんとなく時勢的に他人の個人情報を受け取りたくない(情報は一度受け取ってしまうと管理責任が生じるので、面倒くさそうなものは一切受け取らないで済ませるのがラク)」というのがあって、事前に集合日時と場所を告知して、あとは現地集合という方法にした。これだと参加者も幹事も互いに互いの個人情報を一切知ることなく会合可能。ただしもちろん当日遅刻なのかキャンセルなのか等細かい確認ができないので現場で適当に判断しなければならないことは増える、かも。ただ、べつに集まったあとどこかへ移動するような会合でもないので、遅刻に関してはかなり柔軟に対処できると踏んだ(どのみちインターネッターの集まりで定時全員集合などという事態は期待していない)。
  • Skype 経由とか Twitter 経由とかで雑多に募集したので、みんなに見てもらう情報集積ページをどっかにまとめておく必要があるなーと思って、ほとんど使っていないはてなグループの日記の適当な日付に情報をまとめたんだけど、その日記の公開設定がパブリックじゃなく「はてなユーザのみ」になっていたという凡ミス。そのことに気付いたのが当日早朝という…。わざわざページ見るためにはてなのアカウント取ってもらうことになってしまったひとが数人。すんません。情報集積ページの公開設定は要確認ということで。
  • 念のため各参加表明してくれたひとには、確認できる範囲でメールなりメッセージなりを送ったりしたんだけど、Skype 経由で誘ったひとのチェックがおざなりで、一人完全に連絡を忘れてしまっていたという凡ミスその 2。まあこのひとは電話番号知ってたので当日なんとかなった。やはり細かいことでもリスト作って確認したほうが間違い減らせてよさげということで。

ゲームプレイ。

  • とにかくにも、おもしろかった。参加者のひとの反応もわりといいかんじだったと思う。
  • 全部で四戦あそんだ。村人勝利→人狼勝利→村人勝利→人狼勝利、とバランスいいかんじ。ただ、ゲームバランス的にはたぶん村人不甲斐なし / 人狼よくやった感。
  • 最初(予想どおり)集まりが悪かったので、居る面子で適当にごきぶりポーカー
  • だんだん人数が揃ってきたので、とりあえずプレイヤ 10 人で第一回戦開始(10 人だと狩人ナシ)。調停役はおれがやる予定だったが、N さんがやってくれるという話になったので任せた。N さんには、まだエンジンかかりきってない場の雰囲気をいい具合に煽ってもらえてずいぶん助かった。あと人狼役のひとが(負けちゃったけど)かなり健闘してくれたおかげで、二回戦以降の各人のプレイに緊張感を持たせてくれたと思う。
    • おれのプレイ:ただの村人で二日目(プレイ初日)吊り。見た目から怪しいとのこと。まあ夜中散歩中に警官のひとからよく職質される顔だしなー。BBS と違って見た目や振る舞い重要。
  • プレイヤ 11 人になって第二回戦。もう雰囲気には慣れて人狼 BBS 用語もバンバン出てくる。というか今回参加者中「タブラの狼」プレイ経験者は 2 人だけ、それ以外は人狼 BBS プレイ経験者または人狼 BBS のログを読んだことあるだけ、という状態だったので、タブラの狼の用語より人狼 BBS の用語のほうが圧倒的に通りがいいのだった。とはいえ一応いまやってるのはタブラの狼なわけで、いろいろ用語ブレが生じた、けどまあ結局指すべきものは同じわけなので大した混乱はなし。
    • おれのプレイ:今回調停役だったのでプレイなし。このゲーム調停役もおもしろいのだな。最初からかなりの部分状況が客観できる中で、より制限された情報を頼りに右往左往する村人たちを眺めることができて、つまりこれ死人が途中からできる楽しみ方を最初からできるというのに近いが、そこに調停役としての責任ものっかってくるので(うっかり情報が漏れたりしないように夜の時間を進行させねば!という)緊張感もあり、赤勝て白勝てみたいなわりかし無責任な態度ではありつつゲーム自体はつつがなく終わりますように…と念じつつ、ゲームを注視することができる。
    • 「タブラの友」マジ便利。調停役は順番どおりにやるべき(しかもどれかひとつ間違ったり順番を飛ばしたりしてしまうとそれ自体がゲームの致命的なヒントになってしまいかねないような)ことが雑多にあるので、「カードをとにかく順番どおりに読んでいるだけでいい」という安心感は相当ありがたかった。これがなかったら、調停役のミス連発でゲームが何度もガタつくことになったと思う。実際今回やった四戦は四戦共すべて別のひとが調停役をやっており、それができたのは「タブラの友」のおかげ。
  • 第二戦が終わった時点で、ほとんど会議室のレンタル時間を使い切ってしまっていたので、ここでレンタルを二時間延長することに。箱には「プレイ時間平均 20 分」とか書いてあるんだけどな、ずいぶん時間かかってしまっている。ちょっと昼の時間の話し合いに時間を使いすぎているのかもしれない。けどまあおもしろいのでよし。で三回戦。二日目(プレイ一日目)に人狼吊り、三日目にも人狼を吊って村人側スピード勝利。
    • おれのプレイ:今回予言者(占い師)を引いて、初日の占いが一発で人狼だったのでどうするか一瞬躊躇。最近はどうだか知らんが往年の人狼 BBS だと占い師は情報提供者に徹すべきというセオリーだったのであまり序盤から動くのはいかがなものか、いやしかし人狼 BBS よりタブラの狼によりノリが近いと思われる「汝は人狼なりや?スクリプトの場合でいえばノリ重要なので序盤からバンバン能力者が動いたほうがいい場合もあったし、とか思い立って第一発言から積極的にロビー活動して場を誘導、スピード勝利に導くことができた。
    • 初日に占おうかどうか迷った二人が両方共人狼だったという偶然が。
  • 延長二時間だったので、これまでのかんじだと第三戦で終わりかなーと思っていたところ速攻決着したので予定外の第四戦。こちらはそう簡単に終わらず、わりかしタフなゲームになった…のか。最終的に人狼側完全勝利!村人マジ脂肪。
    • おれのプレイ:前回同様占い師を引いたのだが、前回ガンガン前に出たから今回はちょっと引き気味に…とか考えたのが裏目裏目。先に占い師 CO した狂人への対抗 CO のタイミングと、その後の振る舞いに立て続けに失敗、あーいかんこれは「村人の信頼を得られない真占い師のせいで全滅する村」のパターンどぅああーと思ったけど、いまさらどうにもならんのだった。ぎゃひー。最終的に確定白の議論リーディング役の村人二人共に、おれは偽占い師前提で話を進められてしまい負け確定。
    • やはり可能性の提示という形での反論は偽能力者っぽく見えるのでいかんなーと思った。真は情報提供者に徹するってのはそういう意味でもあるだろうし。負けて全員死んだあと「ほらみろ」とでもいうような言質として、一応反論ログを残しておく、などという態度ではいかんのじゃよ。どうであれ戦いが終わる前に役に立つ形で主張していかないとなー。でも今回それが全然できなかったなー。いちおう人狼と狂人が調子乗らないよう要所で釘刺しはできたと思うが、そういうことではなかった。そもそも説得すべきは確定白の村人二人なのだから、そっちに向けてもっとアピールすべきだったよなー。

…というかんじで、最後は典型的な悪形での村人敗北で終わって、プレイ後の反省トークはけっこういいかんじだった。まあ勝っても負けても人狼遊んでるかんじで楽しいってことだよ負けた原因作ったおれが言うのもなんだけどなガハハ。うう。

  • ネットと違ってログが残らず時間制限もそれなりにあるゲームなわけなので、ノリ重要。分析や可能性検証は大雑把になりがち。セオリーなどよほど事前に頭に叩き込んでおかないと使いこなせない。
  • ネット版よりも発言に付随する情報量(表情やタイミング、呼吸など)が相当多いので(空気戦!)、主な戦場はそこに。流れへの意識がすごく大事。
  • ログの検証がしづらいという点でいえば、ステルスがかなり有効。もとから無口に振舞っているひとがステルスをやると「こいつは疑わしいはずなのだが材料がない、ので疑えない!」というかんじになる。
  • 今回ボディガード(狩人)による防衛は一回も成功せず。
  • 三戦連続人狼役という K 氏の鬼ツモっぷりはすごかった。こ、これがアルファか…。
  • 四戦中三回も、霊媒師が(すべて偶然に)二日目に食われてまったく役に立てず。
  • 前述と別の K さんが、四戦すべて能力者 or 人狼で、四戦全勝。

正直いって「実際やってみたら「タブラの狼」がいまいち楽しめなかった…」という場合、それ一本しかネタのない今回の会合はけっこうキツいことになるかもわからんなーと若干不安だったのだが、すごいおもしろかったので安心した。いやほんとによかった。たぶん面子にも恵まれたのだろうと思う。またいずれやりたい。次は 13 人で共有者アリで是非。人数集めは相当むずかしい気がするけど。