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デス状況

人間が多人数で分業する場合、一人で五時間かかる作業が五人で一時間かければ終わるようというような、単純な 1x5=5x1 の掛け算には収まらない。一目瞭然で作業目的と内容が理解できる単純なものならいいが、作業説明やそのための資料作成などの手間はどのみちかかるし、うまく伝わっていなかった場合の訂正にも手間隙をとられる。ので、単純な掛け算に近づけるためには、作業説明をわかりやすく手短に済ませて、実作業を一人でやるよりも効率的に進めなければならない。のだ、が、この説明がめんどくさい。ので「じゃあいいよ五時間かければ一人でも終わるんだから」と、一人で抱え込みがちだが、じつはここにもまた罠があって、ポイントを理解した五人が共同で一時間かければ終わりそうな作業というのは、一人でやると決して五時間では終わらないのだった。共同でならサッサと終わるようなことでも一人でやってると分担しようがなく、また疲労は自分の背中にだけ蓄積していくのでどんどんパフォーマンスも落ちる。結局八時間くらいかかって終わってみると指一本動かすのもかったるというような状態になっていることがザラ。そんなんだったらやっぱりきちんと説明する労を厭わず集団でやったほうがよかったじゃん、となるのだが、間があくとその地獄の記憶も薄れてしまい、やっぱり人に説明するのってめんどくさいですね的な気分のほうがどうしても大きくなっていくのだった。「まあ十人くらいで二時間もかければ終わる…、ってことはめんどくさいから一人でやれば二十時間くらいで終わるんじゃ…」。あぶない!やめろ!

しかし人間というのは反省しない生き物だな。おれがか。おれが反省しないからといって、それを人間のせいにしてしまうというのはよくないな。世の中にはちゃんとしたひとだっていっぱいいるしな。ちゃんとしていないひとにしても、ひとまず一日八時間ほどはちゃんとしているフリをしましょう、というのが社会ということであるしな。