matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

動物園 2.0 / 水族館 2.0 が人気らしい

上野散歩 | 060918

子供の頃、なぜ動植物は「園」で水族は「館」なのか、その真相を学校の先生におしえてもらったような気がするのだが、忘れた。なんとなく、水族館の展示は大概が屋内(館内)にあるから「館」で、動物園や植物園の場合は屋外(館外)にも展示があるから「園」なのかなあという印象はあるものの、水族館の場合にも野外プールでの展示とかある気がする。正解はべつにありそうだな。

それはそれとして、このところ TV で「これまでと違っておもしろい」という切り口で動物園や水族館が紹介されていて興味深い。まあ世間は行楽シーズンってのが大きいのか。キーワードは「行動展示」。その元祖は旭山動物園http://www5.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/)らしい。報道されている部分だけ見るとなかなかよさそうなクオリティ向上。どんなかんじかというと、

  • ただ檻だの水槽だのを陳列するだけでは味気ないので、なるべく生き物の暮らしてる生態にあわせた環境を再現し、その生き物の自然な振る舞いを再現し、そのありさまを来場者に見てもらう。
    • 「檻や水槽に合わせて収まってだけ」と「それらしい環境で本来に近い振る舞いをする」のとでは生き物のイキイキ度がかなり違う。
    • 容れ物行デザイン展示の場合は生き物のレア度が命となるが、生き物先行デザインの場合パフォーマンス度が高いので、わりとレア度の低い生き物でもお子様に大人気。
    • …という話だが、実際どの程度違うのだろうか。まあおれも子供の頃動物園行って、やる気なさそうな象とかゴリラとか見ながら「人生って…」とかアンニュイになった覚えがあるけど、いまどきの子供は動物園行ってもそういう経験をせずに済むってことかなあ。
  • 報道上での「わりと枯れてるっぽい現場も日々進歩してるんだぜ」的なアピール感。
  • これでうまくいってる現場は、全般的にスタッフのモチベーションが高そう(→逆にいえば現場スタッフのモチベーションが低いと維持がむずかしそう)なかんじ。現場管理職レベルの負荷は相当なものだろうな感。あと、プロモーションの意図もあってのことだろうけども手作り感などを大事にしてある。
  • でもまあ、やる気重要とはいっても、やはりハコの用意ができてナンボだろうから、資本もある程度なきゃいかんのだろうなー施設の改修や新設などおかねかかってそうだもんなーとは思った。
  • いきものラブ。
  • どのみちこのようなハード / ソフト両面での改革が業界全体の流れとして一朝一夕に出来上がってくるわけはないので、それこそ動物園水族館業界十年来の企業努力の結実とか、そんなかんじなのだろうな。

夏だし暑いのであまり動物園って気分でもないけど、せっかくだからこの夏に一度くらいは水族館には行ってみたいかなとは思った。東京近郊で 2.0 な水族館はあるのか。ウダウダいいつつ結局毎度の調子でサンシャイン国際水族館になりそうでもあるけど。去年の記事だけど、日経 BP による水族館ガイド。