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新春オタ話メモ 2

空 | 050104

家に帰る途中でOさんとコンタクトできたので横浜で軽く飯食いつつ酒飲みつつオタ話。

  • オタくんとサブカルくんと不思議ちゃんの三角関係
    • 不思議ちゃんとサブカルくんは相性がいい。
    • しかしサブカルくんと付き合っていくに従って、不思議ちゃんは解体されてしまう(徐々に不思議でなくなっていく)。
    • オタくんは不思議ちゃんを解体しない。ただし、オタくんは不思議ちゃんに世界観を提供するための言語をサブカルくんほどには持っていない。
    • ということは、不思議ちゃんは不思議ちゃんで居続けたければ、サブカルくんとは一定の距離を保ちつつ親交を保つのがよく、一方でオタくんをつかまえといてそっちと付き合えばよいとなる。
    • しかし不思議ちゃんが不思議ちゃんのままで居続けると、やがて「不思議ちゃんとしての三十代以降」という絶望的な戦いに身を投じなければならないのだから、ある程度のところでサブカルくんに解体されるというのは結果的にそれはそれでしあわせへの道なのかもしれない。
      • (関連→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040512#p2千年女優のヒロインをなぜ最強の不思議ちゃん像と思ったかといえば、もちろんそれは「不思議ちゃんとして死ぬ」ところまでを実体としてやり遂げたからだ。不思議ちゃんにはおそらく、自身の中年としてのモデルが抜け落ちている。彼女たちが連続性を保ったまま自分で居続けるためには少女からいきなりおばあちゃんになるしかない。あれほどの格をみせつけた千年女優ですら社会から姿を消さざるをえなかった中年の闇はロンダルキアの洞窟より深い。
    • オタくんは多神教サブカルくんは無神論者、不思議ちゃんは一神教(または自分・世界・目標の三位一体構造)?
      • オタくんが不思議ちゃんの信じる神を受け入れるのは、彼にとって神はもともといっぱい居て、相互に干渉することにあまり関心がないから。ただしそれは「信じる神を他者と認め合う機会」を自分の場合にあまりもてることがないという状況の裏返しでもあるかも。
        • オタくんは、相対的に照らし合わせないことにより、結果として「絶対的な世界観を作り出している」といえる?そのことに無自覚なオタくんの場合些細な刺激でも容易にサブカルくんになってしまうわけだし。
      • オタくんは多神世界の前提をわりと無思考に受け入れているので、神学論争をやると三人の中で一番弱い。不思議ちゃんの場合観測的に神学を語ることが原理的にできないのでオタくんよりは強いけど、しかしオタくんに勝ってるとはいえない。
      • 不思議ちゃんは自分の信仰に無自覚なので(自然で自動的な神とその宗教は、信仰それのみでも成立する?)、状況に対する的確な言語を持っているサブカルくんに惹かれやすいのかも(←「気をつけて!彼は知恵の蛇だよ!」)。
    • このへんうまくでっちあげるとお話一本作れそうだな。
      • ハチクロの森田-はぐ-竹田の三角関係はそれに近いともいえるが、はぐの不思議ちゃん度は申し分ないものの竹田のオタ度と森田のサブカル度がそれぞれいまひとつなのでコンフリクトとしては弱い(逆にそれだからこそアクが薄くて気軽に読めるってことでもあるわけだけども)。
  • オタとしての絵描きの問題
    • 目のレベルと手のレベルの上昇曲線問題、モチベーションとしてのイベント参加、いかに日常化するか、同人誌でこそ意識される月産枚数など。
  • 恋愛サブカル
    • 「恋愛→セックス→結婚→出産」のうち、恋愛と結婚はメインカルチャーでなくても種としては困らんよねという話。
    • 「ソーシャルに刷り込まれる欲望」関連。
      • 性欲の対象も時代や場所によって変遷するのだから、性欲と恋愛は同一線上のものではないよなという疑念。
        • 性関連はあんままともに考えることもないのでなんでも本能に根拠を求めがちだけど、実は本能に根ざしてない部分だってけっこうあるよねたぶん。
      • 個々人にあるユニークな欲望のみに立脚するなら、それらが支持するメディア上の表現が画一的になってゆくわけがない。抽象化され、それをもとにしても発展する。あれらは相互に影響を与えつつ「自分はこれが好きなんだ(または「この表現がより優れているんだ」)、そうに違いない、そうに決まった」と、情報交換の過程で自己の欲望と区別できないレベルで(といってもそんなに深いレベルまで踏み込んだ話ではないと思うが)浸透したものだろう。文脈を持たないひとにとって二次元エロ絵がどのくらい異様なのかを理解するためには、ガイジンの描いた非写実系のエロ絵を見てみればよい。
      • 自分が本当にはなにが欲しくて、なにに欲情するのかということは、人間にとってそれほど重要なことではないというか、どうでもいいことなんだろうなあと思う。社会上でそれを錯覚してゆくことでも共同体事業は成立するわけだし。そういう生き物っていうかそういう生態っていうか。
    • 人生長くないんだから、より充実しつつ生きるには効率的に行動する必要があり、行動に納得に足る理由や理解がなければならないということはないので、ある程度テンプレやデザインパターン上にのっかって暮らしていくのがよいのだという、それが世界の約束ってことで?それで腑に落ちない場合には、ちゃんと自分自身の頭で一通り悩んでみる必要がある。