「ひぐらしのなく頃に」を使ってザ・ビッグバトル
同人オタのひとたちの間で、ポスト月姫的存在だとかそうじゃないとかそういう文脈上で話題だという同人 ADV（概観すると、期待せず遊んだひとが褒めていて、その評判を聞いて期待をもってプレイしたひとが苦言を呈しているので、実体は「見るべき点のある小品」といったかんじなのではないかと推測）。それだけだと特に買う動機付けもなかったのだが、それとは別にこのゲームをプレイしてるひとの日記を最近読む機会が続いたので、これもなにかの縁と買ってきた。
さあゲームのはじまりです。すなわちザ・ビッグバトル開始。ゲームを買ったところまではよしとして、さておれはこれを開封し、インストールし、起動し、五分でやめず、最後まで遊べるや否やという、それがザ・ビッグバトル。おれ vs おれ。おれはとにかく ADV が遊べない。遊ぶのがつらい。めんどくさい。たるい。大雑把にいえばその理由は「ADV には当たり判定がないから集中できない」となるが、べつにそれが真の理由というわけでもないのだろう。もっと複合的なものだ。とにかくがんばる気が起きない。世の中に探すべき真の敵というものは、相対したときにがんばる気が起きる（ロジックを共有可能の）それではなく、やる気も起きず相対すること自体むずかしいというような（互いの土俵に乗りえない）ものであるはずだ、というあたりの思考沈殿から端を発しているザ・ビッグバトルシリーズも今回で二度目。前回は「月姫」（大筋はここに書いてあった→http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040507#p2）。あと念のために書いておくがこれは積みゲー崩しとは違う。おれは ADV 積みゲーマーではない。そもそもおれは滅多に ADV 的存在を遊ばないのだから、積むほど ADV を買うことなどありえない。
今回のひぐらしは、どこまでいけるか。先日帰宅した勢いを利用して袋から取り出したところまではいったが、さらにキャラメルパックを破…こうとしたところで負荷が高すぎてファンブル、再び袋に収めなおしてしまうところまで後退。勝負をあせり過ぎた。こっちもおれならテキもおれ。奇襲は二度通じない。速攻勝負は不可能になった。長期戦になるかなこれは。
とはいえ今回は多少勝てそうな予感がある。あの頃とは違う。中里一「希望入りパン菓子」をプレイできたことによる経験と自信もある。選択肢ナシならおれにもやれるぜ！月姫とちがって文字にアンチエイリアスもかかってるっていうし。
