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夏休み総括

宴会 2 つに出席し、映画を 2 本は見に行ったものの、基本的にはヒキコモリ連休となった。その実体の大半は TV でのスポーツ観戦。昼は高校野球、夜中はオリンピック、たまにゴルフ中継とか、ほとんどの時間をつぶせた。TV がいつもこんなスポーツばかりだったらいいのになあ。

オリンピック関係。

  • 男子体操団体総合の決勝戦がすごかった。見てるおれにまで重圧ののしかかる三時間。へんな汗、にぎりこぶし。こういう緊張感っていうのはほかのスポーツ観戦とかでは味わえないオリンピックならではのものだなーと実感。日本は決勝7位スタートの、追い上げて金メダル。すごい。どの国もがんばれ。プレッシャーとの戦い。きんにくってうつくしい!
  • 女子体操選手で、ロシア選手全員背中のあたりの筋肉がすごかった。ほかの国の選手はそれほどでもないんだけどロシアのひとだけ生身でプラグスーツ着てるみたいな隆起。あとレオタードのデザインが全体的にウルトラの星の住人っぽかった。
  • 柔道、スコア表示が「W」「Y」「K」となってて、なんだと思ったらこれ「技あり」「有効」「効果」か。そういやーこのへんも日本語なのな。あとどこかの国のコーチが「UCHIMATA! UCHIMATA!」と叫んでた。技名もそのまま。リザルトでも「AWASETE IPPON」とかいう表示があった。

高校野球関係。

  • 野球を見るのはあまり好きじゃなくて、プロ野球はおもしろく見る方法がわからないが、甲子園はやはり大人数の青春の生死がかかっている勝負なので(=ブリリアント度が高い)、おもしろく見ることができる。あついぜがんばれ高校球児ー。
  • なんかむかしの高校野球中継と比べると科学力が高まってるかんじがする。
    • カメラが増えた?
      • あんま明らかに増えたってかんじではなく、運用でなんとかなる範疇かもしれないけど、おもしろいアングルがいくつか見られた。応援席からマウンドを臨むカットとか。台数同じでもカメラの性能が上がって取り回しが自由になれば、いろいろできそうだな。
    • ズーム倍率が高くなってる気がする。
      • 具体的にいうと、選手の顔のアップが増え、かつ以前の中継より顔アップ時の画面に占める面積が大きくなってる気がする。ピッチャーやバッターなどのアップは以前からあったけど、野手のアップ(しかも相当精度が高い)などは、むかしはあんまりなかったよな。
      • かなりフィールドの視点に近いアングルからの、表情読み取れるカットが増えた関係で、ドラマ度が上がった反面、俯瞰のカメラ時間がそのぶん比率としては減ったかんじ。テンションは高まるんだけど微妙に落ち着いてゲームを見渡すというかんじではなくなっているともいえるかな。ゲーム : エモーション = 4 : 6 くらいっていうか。
    • 歓声の音量が大きくなった。
      • 大歓声を大歓声として電波にのっけている。勝負のシーンではアナウンサや解説のひとの声が聞き取りづらいレベルまで。これもドラマ寄りという方針が一貫しているかんじか。野球っていうより青春がメインだなーやっぱここいらへんは。

この時期、アテネオリンピックでの野球やソフトボールの試合と、高校野球と、あとプロ野球もあったし、それぞれにルールは細かく違うけどもだいたい似たような球技の放送が同時期にあれこれ重なってたので、「試合をどういうふうに実況するか」という、放送側の考え方やそれを実現するための体制が、それぞれの放送を比べてみることで、これはけっこう微妙は微妙なりに差が出てるし、そこがおもしろいなあと思った。