matakimika@hatenadiary.jp

WELCOME TO MY HOME PAGE(Fake) ! LINK FREE ! Sorry, Japanese only. 私のホームページへようこそ!

なぜオタは開封を帰宅まで待てませんか?

オタがその日に買ったゲームとかCDとかDVDとかを帰りの電車とか立ち寄った喫茶店とかで開けちゃう現象。べつに家かえってからでいいじゃんおまえみたいな。PS(1)のCMとかでもそんなシーンを使ったのあったよな。

開封を帰宅まで待てるような性質の商品は、いまどきわざわざお店行って現物見て買ったりとかしなくていいのだ。ネット通販を利用すればいい。そういう時代であり、とはいえたぶん「なぜオタは開封を帰宅まで待てませんか?」というテンプレが成立したころは、ギリギリまだそんな日常まではネット通販が普及していなかった。だから当時と今では「なぜオタはDVDの開封を帰宅まで待てませんか?」の感じ取り方はちょっとズレている。

すくなくとも特定ジャンルの嗜好品の購買についてなら、今は逆だよな。なにかを買うとを決めたとき、ではそれをどうやって買うか(手段)を選択する必要があり、その際に「通販」と「自分で買いに行く」ならデフォルトでは通販のほうのラジオボタンが checked になっているわけだ。特になんの余剰の動機付けもないような商品なら通販で買うだろめんどいし。現状通信販売では買うことができない商品や、それ以上にのっかっているものがある場合にのみ、足を使って自分で買いにいくのだ。乱暴な言い方をすれば、「開封を帰宅まで待たない」ようなものだけを、直接買いにいくのであり、だから街まで買いにいくようなオタアイテムは、帰宅を待たずに開封する。状況はシンプルだ。そしておれの場合「それ以上にのっかっているようなもの」、つまり、おれは買うぜ買うぜ買うぜ買うぜ買うぜーというような、決意感とか気分的な盛り上がりの有無を、実際にそれを買うかどうかの判断上で重視しているので、買うと決めるような商品は、例外なく「通販ではなく実際に買いに行って買いたいもの」となる。

まあそれはそれとして、開封を帰宅まで待たないオタを揶揄したくなる気持ちもわからなくはない。おれはオタだから開封を帰宅まで待たないが、オタであるのと同時に人間でもあるから、つまりおれは、ふつうのひとという母集団からオタ派生したひとであり、ということは「家帰るまで待てよ」と言いたくなる気持ちへの理解もある。節度とかなんとか。みっともないとか。属意識は節度とか恥とかを超越したところの現象を支持するものだから、邪魔とかそういう現実的具体的な問題に対しては抑制が働くけど、ひとの迷惑にはならず単におれの恥になるだけかなと思ったら、それは止まらないし、止めない。むしろポジティブに支持されるような行動であった場合ならなおさらだ、けど、そういえば「オタ的な行動」には、正直そのー結果としてひとの役に立つことはあんまりない気がする。イベント会場でごみ掃除したりとか?本の並びが乱雑な(店員の知識や愛が不十分な)古本屋でデフラグしたりとか?