八曜会
八曜会カンファレンスに参加。まあ3,4時間くらいでさくっと終わるかなーと思っていたが気が付いたら終電を逃してしまっていたので結局明け方まで延々オタトーク。
出た話題や出した話題を思い出せる範囲でメモ。あとでてきとうに追加する。
- シザーマン的恋愛について。
- アクロバティックな現状を肯定するために、あえて王道に憧れてみるというポーズの問題(コンクリートジャングルで自動的に選択されたゲリラ戦術の一種か)。
- 長距離恋愛しているひとが Xbox Live! のボイスチャットをIP電話的に活用している話。
- 「これ以上やさしくすると警察呼ぶわよ!」
- 「俺の愛はもはや暴力」
- 「やばい 追い詰められた!」「生理に?」
- 都会オタと田舎オタの恋愛ディバイド問題。
- 単体のオタ部活動は色恋沙汰を発展させづらい状況を形成する(ホモソーシャル問題)が、何らかの目的によってコラボレートした場合、同時多発的に色恋沙汰スパイラルが発生するという可能性について。また、そうした状況における名もなき早乙女好雄たちについて。
- 「ToHeart」で志保を選ぶと非オタ扱いされる(ばかな!)。
- 大槻ケンヂ氏、「雫」、「エヴァンゲリオン」、それぞれの源。当時のシンクロニシティ問題。
- エロゲーでRTSは成立すると思うが、精神は基本的に反しているはずという問題。
- 「アニメータ同士の結婚は離婚率がすごく低い」という印象について。
- 腕がなにを求めるか、背中をどこに預けたいかの問題。
- 「ラブロマ」、ベルダンディーと井上喜久子氏の相時間問題、「ガンスリンガーガール」と「おねがいティーチャー」が同居する状況。(往年の)林原めぐみ氏を中心とするカルマ渦と比べた場合どうか?
- アイドルオタとアイドル声優オタでは楽しみ方が全く別う。だからアイドルマスターは微妙、という話。
- (補足)「現在ハミングバード層がどれだけ居るかが問題」か?
- 「インテリオタのマッチョイズム」問題は、女側にも実例が出てるかもという話。
- フラグ関係
- 「人生のフラグが立たないんです」「それはあなたが選択肢を作ってないからです」
- 自アンの場合→「なぜオタはフラグを見逃しますか?」
- しかしフラグによる関係進行の認識は女子のほうが強いのでは?→付き合ってる同士のコンセンサスを取るためのものとしてイベントフラグがある。重点はフラグではなくコンセンサスで、そこに齟齬が生じやすいのではないか。
- エロゲー談義で体臭の話題(このキャラはどんなかんじだと思う系)をするとふつうに引かれる。
- ファンタジー生命体。
- ロリコンブームの初期の頃の若いひと向けエッチ小説を読み返すと、当時のライターのひとはわりあいそういう描写をやっているが、年代を経て徐々に体臭や形状についての描写がなくなっていき(業界の方向性が決まり、剥落し、特化していった)、現在のエロゲーでは匂いについてはほぼ「ないもの」となっているし、形状についてはモザイクの向こう側の問題。(→「業界が業界として成立していく過程の当然」「メディアの特性」「仕様上の問題も大きい」)
- 「潜水艦の艦内は匂いがすごいという話があるので、(非常時の)宇宙艦の中も匂いがすごいのではないかという前提で描かれたガンダムもののエピソード」の話。
- 「Vガンダムで、はじめて地球に降りたスペースノイドの女子が、海の匂いをかいで吐くエピソードがあった」という話。
- 格闘ゲーム以降に発生した「ゲーセンクイーン状況」について。
散会後にちょっと思ったこと。
- エロゲーに「1周目はろくな選択肢が出ないままほぼバッドエンドで、2周目以降に分岐が登場してグッドエンドルートへの道が開ける」という様式があるけど、あれは「オタのリアル人生は1回きりなので残念ながら我々は自分のシナリオを1周目しかプレイすることができない(=確実にバッドエンド)、しかし我々が死後コンティニューされるとするなら本当はそこにグッドエンドのシナリオだって存在するはず」という、来世に希望を託した一種の魂の救済のシステムではないか。
- オタ同士の話になった場合、そもそも「恋愛」としてではなく「男女関係のトラブル」としてこそ話題が共有されがちなのがやはりこのあたりの問題を象徴しているのだろうか。非オタもまあそうといえばそうなんだろうけども、なんかちょっと違うんだよな会話される部分と会話されない部分の塗りわけが。