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セクシーボイスアンドロボ 2 巻

セクシーボイスアンドロボ

この漫画は読者に立場を要求する。
「おまえがこの漫画に対して何者であるかを決めろ」ということだ。立場を表明しなければ読み進めることができないようになっている。読者の立場というのはいうまでもなく読者なわけだが、それだけでなくより詳細に選ぶことが必要になる。ここで要求されているのは、そうした詳細な立場だ。

書いてて頭がこんがらがってきた。つまりええとー、ニコがわかることをニコの視点でわかるか、ニコがわからないことをわかるかわりにニコの理解と一線を引くか、ニコと並んでわかることやわからないことを自分で決めるか、とか、そういうかんじだ。読者はふつうそうした「立場」をどんどん無意識に切り替えることで漫画を読み進める、ファーストパーソンだったり鳥瞰だったり俯瞰だったり、一芸だったり万能だったり全能だったりするがその境目はすごく曖昧なんだけども、そこんところの境目を意識させるつくりをしているかんじだセクシーボイスアンドロボの、特に二巻は。一巻と比べてずいぶんむずかしい漫画になったような気がする。

そうまでなったが、ニコはまだ少女か?いやいや、まだ少女だたぶん。ニコが少女じゃなくなったらたぶんセクシーボイスアンドロボが終わっちまうか、または新しい漫画がはじまっちまうかするだろう。あー、そういうこと言うならこの漫画が二巻で終わったら少女じゃなくなったことになるわけか。そんないい加減な。いやたぶんそんなものだ。

ニコはともあれセクシーボイスは確固となった。アンドロボは、固まっているようでそうでもない。やはりこの漫画の天才はロボだ。