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マイケル・ジャクソンの真実(ただし十年前の)と牛を先祖に持つ女ナオミ

先週 TV で Michael Jackson の特番があったというので録画してあるやつを見た。結構な評判であったらしい。

久々のマイケル新映像ではあったけども、これまでに MJ の PV を三本でも見たことがあれば「あーさすがマイケル全然変わってねええー」っていうような内容だった。全般的に内容が薄い。わざとだろうけど空回り感の高い演出が多く、しかしそのわざとらしさを差っ引いても随分間延びした印象。しかしこれは、おれにとってのマイケルがこれまで常に PV の圧縮感と共にあったからかもしれない。そういう意味ではあらゆる TV ドキュメンタリーは PV より間延びしていて当然なのでそれで正しいのか。

ただまあしかし PV 集の冒頭とかでよく出てくる、マイケル見て気絶する女とか感極まって絶叫する女とかショックで腰抜かす女とか、いまでもやっぱ普通に居るんすねさすがキンゴブポップっすねみたいな部分が第三者(レポータ側)視点で確認できたのは収穫といえば収穫だったのかも。

続けて「DANGEROUS : THE SHORT FILMS」(http://www.musicline.de/de/product/Jackson,Michael/Dangerous:+The+Short+Films/DVD-Video+Album)を見たんだけどやっぱすげえのな。すごいうえにドキュメンタリー番組のほうで描かれていたような秘密の疑惑の異常のスーパースターの MJ っていうよりはるかに高い奇天烈野郎マイケルジャクソンの本領発揮という内容なわけだからドキュメンタリーとか流してるひまあったら DANGEROUS THE SHORT FILMS 見たようがよっぽどおもしろいし退屈しないし濃いしたのしいじゃんと思った。

いやあんましおもしろくないドキュメンタリーは TV 放送用で回答編の DVD は「DANGEROUS THE SHORT FILMS」だから TV 見て気になったみんなはこれ買ってねっていうプロモーションかもしれないからそれでいいのかも。これだけのものは金取らなきゃいかんよなと。

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ところで「In The Closet」の PV で共演してるナオミ・キャンベルは何回見てもとにかく異常だ。

もちろん「BLACK OR WHITE」はすごいし「REMEMBER THE TIME」も好きなんだけど、DANGEROUS を語るうえで忘れちゃいけないのはいつだって「IN THE CLOSET」だ。ナオミ・キャンベルの、歩く冗談みたいなプロポーションと圧倒的なエロっぽさ(「=エロさ」ではないかんじの)。普通の人類は猿から進化してきたと思えるんだけどナオミだけはなんとなく先祖が猿ってかんじがしない。なんだろう、たぶん、牛。ひとりだけ牛科の人類やってますみたいなかんじ。放ってるオーラの質量だけじゃなくて実は種類まで違ってましたとかだったら納得できる。

「DANGEROUS」でマイケルと共演するいろんなひとたちの中でマイケルの存在を唯一「食ってる」と感じる。ほかのひとたちだって当代きっての連中なんだけど彼らはマイケルと同じ「動く」ことによってのみマイケルと拮抗せざるをえなかったのでただの共演者に収まったが、ナオミだけは「ただ存在する」という戦闘力によってもマイケルと勝負することができたので、一面において彼に勝利することに成功したんだろうなと思う。

主役×時代現象としての共演者、という構図によってそれぞれが十二分に魅力を発揮しつつ拮抗し、かつ最終的に半歩だけ主役が先んじる、というくらいでなければスーパースターの共演というかたちで PV を作る意味などないからナオミをものすごく撮って演出するのはマイケルをものすごく撮って演出するのと同じくらい重要で肝心なことなんだろうけど、それにしたって思わずちょっとやりすぎちゃったというような感がある、ような気がする。