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半可通気取り問題関連

以前このへん(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20120831#p1)で書いたけど。今回は主にインターネット方面の話で。

  • 半可通気取りが突っ込まれても叩かれても炎上しても平気なのは、たぶん「専門家はタコツボの中からしかものが言えないのでイニシアティブは常に自分のようなジェネラリストが独占している」という神話を信仰してるからなんだよね。
  • 「俺に突っ込めるということは相手はスペシャリストに違いなく、そしてスペシャリストは俺の立場を脅すことなどできないのだ」という自殺しない回路。タコツボの外側まで伝える語りを持ってるスペシャリストか、自分より強いジェネラリストに抑え込まれるかの 2 パターンだけが脅威。
  • あと半可通気取りは「専門知識を知りすぎないこと」によってすらジェネラリストとしての自負を補給しているので(←「専門知を勉強しすぎると、一般感覚がわからなくなってタコツボに凝り固まってしまうのだ」)、不勉強を恥じるようなこともないのだ。かなり無敵に近い。
  • むかし見た「専門家は結託してスモールサークルで専門知を独占して我々在野の素人を蚊帳の外においているのだ!」みたいな抵抗的なスタンスよりは、半可通気取りのほうが生き延びやすいんだろう。半可通気取りは素人のコミュニティにこそ依存して生存しているわけで、専門家から総スカン食らったところで痛痒はなく、素人へのパイプを持たない専門家は、むしろ半可通気取りが掴んでいる素人への情報配布経路を、半可通気取りとの揉め事を通じて敵対的に利用しようと画策し、それは共犯関係にまで成長しうるが、「我々素人は!」とか叫んでるだけではむしろ専門家におんぶにだっこで生き場がない。妄想に凝り固まった仮想抵抗に対応する圧力なんて、相手が返してくれるわけもないし。まぁでもそんときのひとの総つっこみへの反応の「私の意見を叩き台にして皆さんで語っていただければいいと思います」はメソッドとしてかなり強烈で、後は続かないだろうけどナイスディフェンス感あった。
  • おれも困ったら「叩き台にして皆さんで語っていただければと思います」と言おう。ご家庭でもよく話し合われてみてはいかがでしょうか。

最近の音楽

  • 見るひとがみればアップアップガールズ(仮)のよさは一目瞭然らしい。そしておれはわからんので見るひとの域に及びもつかないわけなんだが、なにを補えばよいのか。まぁ体験か。
  • 最近 tofbeats(というかオノマトペ大臣側?)や不可思議 / wonderboy とかの、なんというか文化系ヒョロボイスばかり聴いており、そろそろ小室哲哉氏のヴォーカルとかもおれの中に復権してこねえかなーと思っている。あと元々たぶん向いてないってのが大きいんだけど、がんばって聞いてみてもやっぱ THA BLUE HERB は声がかっこいいのでおれが欲しいものと違う。いま欲しいのはヒョロい声なんだ。
  • しかし imoutoid といい、聴いて知って「ふーん」てなって、数年経って忘れて思い出して、という手順踏まないと「あれ?結構いいんじゃね?」てならないセンスの遅さをどうにかせんと、気付いたときには作者が亡くなっているパターンから逃げられんな。
  • 不可思議 / wonderboy は「世界征服やめた」(http://www.youtube.com/watch?v=OpwIBdVxsqA)から入ったけど、改めていろいろ聞いたら「Pellicule」(http://www.youtube.com/watch?v=ueq2QFIIpu0)が刺さるね。このポジションからかっこいいものが出てくるって想像してなかったし、すいませんでしたってかんじになる。非モテの表現やでこれ。
  • いい加減「べつに悲惨な青春送ってないのに、悲惨な青春系ソングとかに感情移入しておのれの胸中にうねり成すエモさを楽しむ趣味は下衆だからやめよう」と思いつつもやめらんないっすねー下衆だからねー。あとまあ違う立場にインスタントにジャンピンするのっておはなしをたのしむ基本的な態度ってやつだから、脳内参議院以外からはそうそう否定されるようなもんじゃないしねー。