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機械に「がんばらなくてもいいんだよ」と言ってもらうサービスが必要ではないか

裏血液型占いというものがあると知った。もはやなんでもありだな。とにかく性格を分類できさえすればなんでもいいっていう。

  • なんかもう DNA 占いとかでいいんじゃ。「あなたは先天的に負け組だから、あなたの境遇は仕方のないことだし、挽回できない部分がかなりあるから、努力と抱き合わせの不安を抱えて生きていても、あんまりいいことはないです。いまの境遇は正当なものだから、そこで腰を落ち着けましょう」みたいなの。
  • 自己啓発とか自分磨きとかやりこみすぎてるような、もう充分がんばったひとは、スクリプトくらいには「あなたはそのままでいい」と言ってもらいたいってのはあるんじゃねーかな。効果に直結する努力なんて滅多にあるもんじゃなくて(まあ方法を売る商売全般はそれこそを謳うんだが)、一方で無駄な(きわめて非効果的な)努力とか不適切な改善とかでも、やると疲れるのは一緒だし。膨大なエネルギーロスを抱えつつ微速前進、という日常に疲れた、みたいな。
  • 当世において人間が人間に「あなたはそのままでいい」て言うのは厳しかろうっていうか、人間はもう成果しか評価しなくなってるから、努力をただ努力として褒めたり慰撫したりする装置は機械に任せるってのが妥当な気もするな。そういう部分をゲームが引き受けているという場面も、ちらほら見るし。

「ありのままの自分を肯定してもらいたい」という欲望をゲームに投射する、というその行動は、なんつーか、非モテってやつなんですかねというかんじではあるけども。やっぱ「なりたい自分」という外部へ向かっていく、というモチベーションを引き出さんと、メインカルチャーは立ち行かんのだろうか。

特殊状況で耳目を集めておいて中身は普遍的な心情の話だった、というのでは天ぷら同人誌と同じ

要素だけで考えるとき、いろんなガジェットやアーキテクチャを使っているのにもかかわらず、「でも扱う内容は普遍的な心情でー」となったとき、「いや普遍的な心情とかべつに今やらなくていいんで、そのガジェットなりアーキテクチャからしか生じえない表層について描いてください」てなっちゃうんだが、実際にはけっこう楽しく見れちゃったりもする、けどまあそうしたものはほとんど見ない。というかこの心理はこのへん(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20091012#p2)の亜種だ。

天ぷら同人というのは「表紙だけやたらよくて中身はへぼい漫画同人誌」を指す往年の同人語だが、いまも通じるのかどうかは知らん。