最近のインターネット
- おれの地道なフィールドワークで得た成果。口語および口語調文体における「快調に」は人文語だ。
- 宇宙飛行士の野口氏が、宇宙からの放送でさりげなくヤマト T シャツ着ていて笑った。
- 「ありのままの自分を他人に受け容れられたい」願望が、一般論としてネットに流布するのはおおいに問題があるが、ありのまま（略）願望が、そのまま揶揄として通用してしまうようだとそれも偏狭っていうか自己啓発直行便でヤバい。脱オタみたいなザマになる。「ありのままの自分以下略」でとくに問題なく受け容れられてるひとって、実際にはゴロゴロ居るからな。ありのままだと独善的すぎるひとだけが問題で。なぜそうしたズレが生じるのかというと、もちろんその「ありのまま」というのが、案外納得ずくで細かく微調整されるものであるという事情もあるけど、そもそもはネットと違って暮らしは個別事情である、という大原則に尽きる。
- あと脱オタのひとは基本的に過去の（オタであった）自分の否定から出発してるので、脱オタ後の長旅でだんだん舵取りがヤバくなってきたときに「原点に立ち返ってみる」てのをやりづらいのかもしれないな。卒業した小学校のバスケコートに戻るような種類の立ち返り方しかできない。「いま見ると低いなー」っていう。それじゃ舵が戻らない。
iPad が発表された
Apple 社の何らかのイベントが開催されるというので「そうか、今夜はまたマカーが発狂して Twitter が重くなる日かー」とか思っていたら、夜更けに噂の新型マルチタッチタブレット PC 的ネットブック的デカい iPhone 的（？）であるなにか、であるところの iPad が発表されていた。直前までネット上では iSlate とか呼ばれていましたな。
雑感。
- なんかイノベーション期待勢的には肩透かしな中身だったらしいのだが、おれの感覚は「デカい iPhone なら欲しい」だから（http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20090823#p2）、iPad は欲しいな。
- ていうかドキュメントスキャナの使い甲斐があるという意味で期待できる。ホビーユースもだが、小規模オフィス環境のペーパーレス（とはいけないまでもある程度の紙束低減化）化とかにも使えたりせんか。いや都合のいい夢とかは見ないほうがいいんだが。
- でも微妙にデカいので、寝ながら読書には使えなさそうだよな。iPhone から一回りデカいだけでよかったんだが。ギリギリ尻ポケットに入るか入らんかくらいの 16:9 で。iPad はひとまわりというにはデカすぎる。
- おれの最終的な iPhone 購入動機は「フリック入力をやってみたい」だったので、入力についてもなんらかの工夫がみられればうれしいかな。といかあの画面でもフリック使えんと厳しい。カナ入力は結局覚えられなかったおれが、フリックならできるようになった。いやでもサイズ的に本体握り込みスタイルじゃなくなるので、フリックはきついのか。むー。ただでさえタッチ感ないうえにセットポジションに指おきっぱにもできないマルチタッチスクリーンで、普通の QWERTY 入力て結構厳しいきもしつつ。
- Doc に刺して使うキーボードスタンドみたいなのくっついてるっぽいので、通常の PC 的な利用形態はふつうにできる、という話か。しかし Doc コネクタて縦置きはできるんだろうけど横置きはどうなるんじゃろうね。横には刺せません、みたいな話ならキーボード入力は縦画面専用ということになるのか。
- 本体でかいわりに容量少ないのも引っかかるポイントではある。数百 GB くらいからスタートしてくれんものか。
- あとまあ、でかくても結局 iPod Touch 的なものなので、結局 PC（iTunes）にぶらさげて運用する端末にすぎない。iPhone を iPad にぶらさげて運用できるようになれば、嬉々として Windows から iTunes を削除できるんだけどなー。
とかなんとか。3G 版もあるけど、まあ iPhone があるんだから独立通信はなくていいだろ、Wi-Fi 版のほうを前向きに購入検討。
