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お台場最寄学校

酒見賢一氏関連かいもの

お台場といえば男女ツーマンセルでしか行く用事がない観光娯楽地の印象が強いが、同時に高級マンション的存在の建物もちらほらと建っており、家があるってことは住人が居て、住人が居れば子供も居るのであり、かれらが通う学校だって当然ある。

Mapion で地図あそびしててみつけた。レインボーブリッジのたもと。あんなところに学校あったのか。気付かんかった。

お台場近在のハイソサエティ家庭のお子さんたちのオサレな学び舎でございますくわー!と思ってみてみたけどやっぱ公立学校だしなんとも普通。あんまおれのプロレタリアート魂を刺激しないな。あとおれは小学生制作 web コンテンツ群にことのほか関心を寄せつつインターネットしているひとなので、港区立港陽小学校のサイトの作品紹介ページは非常にたのしめた。お台場といえど小学生の小学力はへんにソフィスティケートされたりしない。

ほっちゃーん? ほ、ほーっ? ホアアーッ? ホアー?

夕暮れ時にめし食いに出て、池袋駅メトロポリタン口あたりを通ったのだが、段差んところにこしかけてだべってる女子高生?のひとたちが居て、それ自体はまあ珍しくもないのだが、彼女たちの場合下に靴脱いで足をブラブラさせており、そのくつしたの白さがなんとも異様で、すごくおもしろい絵になっていった。異化を通り越した同化がじわじわと染みてくる。これか、これが和か。あれほどの諸要素が集約されたビエンナーレフィギュアであってもこれほどのおもしろさはなかった、やはり現実はすごい。

女子高生で白ソックスとなると即オヤジエロ野の妄想になってしまいがちなところ、彼女たちの場合あんまギャルギャルしいかんじでもなく、部活とか塾とかやってる七割がたまじめで残り三割くらいがダラけてるみたいなふつうの雰囲気というか、くつしたも特殊ファッションとかおしゃれとかとは違って生活感のある(失礼ながら)野暮ったいデザインのそれだし、なんだろうな、アットホームな雰囲気なのだ。いやアットスクールか。くつろぎ具合とかが。ともかくそこが駅前街頭でなければおかしくないかんじ。でありながらやはりそういう状況は路上でしかありえない。たぶん部活かなにかで足が疲れてむくんでるから休めるついでにおしゃべりとか、他愛もない理由でやってんだろう。とにかくひどくおもしろい気分になった。街をこのようにも使っている若いひとたちが居る国は、いいのか悪いのか知らないけどとりあえず平和であるのには違いなく、その雰囲気は大事にしていきたいと思った。あれは傍若無人とは違う。ガイジンのカメラマンが撮った渋谷無軌道系の若者たちの写真など見て抱くような、高度化されたアジア都市感上のものではない。日本人が見た日本の風景だ。おれにでも誰にでもにそれなりの世界観があり、それぞれのズレた世界観で同じ路上を見ていて、誰に聞いてもそこはメトロポリタン口近くの路上ではありつつ、やはり同じ場所ではなく、同じ地図でもない、にもかかわらず我々は相互に認める「同じ場所」を介して交錯している、そういうことが非常によくわかる光景だった。

ていうかそれ見てから女子高生風のひとを見かけるたびに、そのひとがそこいらへんにすわって靴脱いでダベってる様子を想像して笑ってしまう。いずれみんな靴脱いでダベるような街になればいい。土足禁止の駅前商店街とかがある街ができればそこに引っ越したい。