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自分語りが成立するために必要な三つの条件

先日(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040615#p3)の話題について mixi のほうで指摘があったので当該箇所を淡々とポピペするよ。

ボクハココニイルヨと聞くと永野のりこを思い出します。

ほしのこえの物語についての印象も、「あー、なんか永野のりこがギャグとして扱っていることを、まじめにやっているのか」というものでした。

永野のりこ説は面白いですねー。やはりネタからベタへ(by宮台)って感じですか。

そういえばそうなのだった。

あの頃はギャグでしかやれなかったような妄想を、真顔で言ってウケを取る時代にいつのまにかなっていたのかと思えば、けっこう変わってるもんだな世の中と思った。

セカイで最も短い自分語り

先日(http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20040615#p3)の話題について mixi のほうでさらに追加の指摘があったので当該箇所を淡々とプペポするよ。

永野のりこですが、「ボクハココニイルヨ」のセリフ、カート・ヴォネガットの小説「タイタンの妖女」に出てくるハーモニウムという水星に棲む生物がお互いに交わすたった二つだけのメッセージのやりとり、

  • 「私はここにいます。(I'm here.)」
  • 「あなたがそこにいてよかった。(I'm glad you're here.)」

から引っ張ってきたのではないかなーと思ってます。

今、永野のりこのエッセイマンガ「おちこみ天国(『魔女の宅急便』編」)押し入れから引っ張り出して調べ直したら、本人がちゃんと自分でそのことに触れていました。
以下マンガから引用。

「まぢょたく」をみて思い出したこと
水星の地下深くに棲む「ハーモニウム」という生物には「会話のフレーズ」がふたつしかない

それは――

  • 「ワタシハココニイマス」

とそれに対する答え

  • 「ソレハヨカッタ」

である――

……ヴォネガットから発した水脈をたどると、いろんな日本の漫画家の作品にたどりつきそうですね。

「ワタシハココニイマス――アナタガソコニイテヨカッタ」

ですが、WOWOW の裏チャンネルとして放送が始まった(今は亡き)、世界初の衛星デジタルラジオ『St.GIGA(セント・ギガ)』が開局メッセージとして、上記のヴォネガットのセリフを放送していたことを書込んでて急に思い出しました。確かその放送聞いたの、私が高校生ぐらいの時だったと思います。

セント・ギガが経営上潰れたのはちょっと寂しいです。いい音楽や自然音流してたのに。

カート・ヴォネガット永野のりこ内藤泰弘新海誠という流れが見えてきた。おもしろ。「ワタシハココニイマス」「ソレハヨカッタ」には感動した。なんていい台詞。最小限の会話として必要十分。タイタンの妖女って読んだことあるはずなんだけどちっとも覚えてないんだよなー、もしかして読んだつもりで読んでないとか?なんかとにかく浴びるように濫読してた頃だから、一山くらいまとめて借りて、そのうち何冊か読んでないことに気付かないまま返却しちゃったとか。十分ありうる。

すげえ関係ないけど「タイタンの妖女」ときいて「タイタンの幼女」おもいだしたよ。

FULL SPECTRUM WARRIOR

広場を制圧したら次はコンテナがいっぱい置いてあるあたりだよ。まあ戦車潰したしあとは大したことねえだろ楽勝楽勝、ほら遮蔽物のないところで敵がボーっと突っ立ってますよ、角ごしに撃ってくれと言わんばかりだ。スタタタタン。沈黙。つーかゲーム中、小隊の連中は敵兵を発見したら大抵 Target とか Tango(← "Target" の "T" の音表)て言うんだよね、あんま Enemy って言わない。「敵(Enemy)」以前に「標的(Target)」ですよ、なんかやっぱこの「戦う対象」以前の「殺す対象」としての敵兵っていう認識の仕方は、銃火器以降の戦争感ってやつなのかなあ、わかんないけど、そういうことでなくともどっかズレてる気がするっていうか、こうした状況にも(むしろ積極的に)ズレることで適応していける人間の脳みそはつくづくよくできてるなあ。

とかいいつつ適当に進んでたら途中のセーブポイント近くに火点があったっぽくて、セーブ直後にアルファチームが蜂の巣に。どこから撃ってんだーと探してるうちに2回死んだ。3回目、背後のビルの2階に機関銃が置いてあるのをようやく発見。ばかやろう危ないじゃないか、M203 で反撃、沈黙。戦争だな。戦争だ。戦闘機の残骸や、爆撃でめくれた瓦礫を盾にしつつ前進する。