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人狼ゲーム ラヴァーズ

構成 主人公役職 拘束具 (会議)吊り方法 人狼)殺害方法 備考
村人5/占い師1/霊能者1/狩人1/キューピッド1+恋人2/人狼2 人狼(恋人) 首に自動巻き取り式ワイヤー ナイフ提供、首ワイヤーによる補助付き ナイフが提供される プレイヤ全員二周目。元運営下っ端登場。
  • ネット評みると本作がいちばん好評。初見では人狼ラソン自体でだいぶ神経を消耗してしまい印象そんなでもなかったんだけど、周回を重ねるたび、おれにもラヴァーズの良さが染みてきたよ。実際出来がいいと思う。出演者も熱演だし演出も見やすいし長回しの迫力場面もあるし、あとエモいところでピアノ音色が復活してる。あと BGM 全体なんだろうこの、どことなく妖怪ハンターヒルコっぽい…良い…。
  • 絶対初日に吊られそうな、真面目系ゴリゴリ仕切りくんが、恐怖を克服するためテンションおかしくなりすぎてもうほとんど自分から吊られにいくような投票直前キレ芸ー!…ての、じゃあどうすればいいんだって思うとつらいし、どうしようもないな。つらいな。能力者に CO させといて「有能アピールしとけば吊られない」って理屈、狩人は能力者守るし、自分の仕切りが見当違いだった場合以外中盤までに人狼に襲われ放題じゃんって思うんだけど、恋人居るから違うんだろうか…。
  • どうやらプリズンブレイクでの運営設定は継承されているっぽい。そして今回、具体的な目的のために賞金一億円を欲しい主要キャラが複数登場する。この「金を持って外に出たい」という欲望の登場は、運営設定煽りでの話の盛り上げのための要素だと思うし、今回は元運営下っ端だったキャラクタも出てきて、かなり運営話に肉薄する回だ。
  • 本当はつらかった時「本当はつらかったんだよね、絶対勝とうね」とか言われちゃったら男の子もうダメだよ…イチコロだよ…。
  • プリズンブレイク同様真占い師有能だったけど、やられちゃうの可哀相だったな。すごいがんばったのに、見た目より強いやつだったのに。これもある種「有能能力者がゴリ押ししてたのにゲーム外要素に引っ張られてガタガタ」だな。
  • 人狼、粗暴でクズっぽいけどピュアなところもある、からのピュア感増幅で中盤以降好漢に思えてきたな。というか同情だな。おれもキツくなると考えるの途中でやめちゃうからな。死んでもいいってより、生きねばって思いきれないところがあるよな、そうだよな。 というか本シリーズの男キャラって一部を除いてだいたいそうなんだよな。生きるって思いきれない弱さ、というか、弱さゆえ生きるって思い切れないんだよ。
  • 必勝の最終局面で主人公が仕掛ける人間展開、そもそも恋人陣営は三人いるんだから全部バラして三人で票を合わせて問答無用で狩人吊ればよかったのに、そうしないのなんで?????て最初思ったけど、もうあの時点で主人公は賞金総取りするつもりだったんだね。だからあの時点で恋人の片割れは自分が殺されることを警戒すべきだった。
    • …といっても、そこまで普通頭回らないよね。ちゃんと伏線はあって「陣営内でも殺し合ってよい」「運営はゲーム中の違反のみ処刑し、それ以外の行為は罰しない」を主人公だけが考え抜いたし、恋人片割れは「賞金は三で割るより二で割るほうが」とか言ってるのでなおさら油断があった。賞金は前後半戦両方終わって一億円だから、総取りで足りる。といっても、クドクド説明してくれないので、ちょっとわかりにくいよな。
    • ともあれ、主人公はすべてを終えてからようやく首ワイヤーを外した。あの時点で処刑される可能性も彼女の脳裏にはあった。ある意味「こいつのために死んでもいい」覚悟を示したわけだ。そしてそれがなかったことを確認したうえで、つまり勝算を得てから、カメラとの対面シーンへ向かった。
  • 占い師は有能だったけど狩人はほんと無能だったね。しょうがないけど。綺麗事ではダメなんだ。占い師や恋人片割れと同じ。恋人は中盤まだ死ねないんだと叫ぶけど、あれは剥き出しじゃなかった。勝ってホッとしてるようじゃダメなんだ。そんなことでは届かないんだ。
  • 主人公とキューピッド、主人公と男人狼には友情を超えた強いつながりがあったと思う。そこいらへんがラヴァーズってかんじなのかな。役職としての恋人も含めて「仲間」三人を裏切って前に進むのが主人公なわけだけど。共に生きるっていう姿を描いてはいないんだな。この「役職名以上に役職名っぽい人間性が別のところで表出する」ての、マッドランドでも継承されててマッドランドは「主人公は狂人たちを超えたマジ狂気の行動で勝利を目指す」てところあるな。
  • キューピッドは、余命のこともあったうえでだけど、たぶん賞金額の件まで完全に納得して「こいつのためにいま死んでもいい」て納得して死んだと思うし、男人狼は「わからないけど、こいつがこうしたいんなら死んでもいいや」て、自分が理解していない事情を受け容れて死んだと思う。これはねー、モテだよ。「わからないけど受け容れる」て、もう好きじゃなきゃできないことだよ。ラヴァーズじゃん。おれは好きになったよこいつ。
    • そのへんでいうと、主人公は自分の勝負の行方を、結局全部相方に委ねて戦ったんだよな。襲撃先はすべて男人狼に選ばせたし、そして最終局面をどう捌くかの判断も、キューピッドにすべて預けた。できることじゃないよ。器がデカい女だよ。そして彼女の選択。オトナじゃん…こわいじゃん…。