最近のアニメ - 狼と香辛料 II 関連
安定してる。だけではない。結構めまぐるしく展開しているのに落ち着いている。いいね。見ていて今期一番たのしいかも。
- 祭とストーリー展開の絡み、カメラワークなど、実際よりもゴージャスな絵面が妄想できる展開で、これは金かかった劇場作品とかで見たかったなと思ったりする。いやいまの絵でも充分いいんだけど。もっと設定作業に時間と手間をかけたいです感が染みてくるよーな。
- というかこのアニメ、「基本的なストーリーは、台詞だけ聞いていれば充分追える」「台詞だけでは拾いきれないニュアンスを補完しつつ、伏線や文脈の補足を絵が担当する」みたいな役割分担がかなり明確で、現代的だ。つまり、ながら見してても問題なくストーリー追えるんだよね。そのうえで、絵をちゃんと見ると、台詞に付随した発見がちゃんとあるっていう。いや当たり前ではあるんだけど。なんというか、芝居に関しては台詞が主で絵が副ですという上下関係を、かなり意図的にコントロールしてるんじゃないだろうか。結果として、絵を台詞が再補完（≒説明）するようなクドさが抑えられて、聞いててラクだし、見てて気持ちがよい。イチャイチャアニメとして掛け合いを詰めつつ、ストーリーの展開濃度を上げれば、必然的にそんなふうになっていくという話なのかもだが。
- 二話で「ホロに足の指で裾をつかまれたあと、ロレンスが足を組むのは半勃起したからじゃよね」と言われて「いやいかにロレンスといえどそこまでじゃねーだろ」とロレンス弁護の論陣を張る。だが三話以降の草食系の振る舞いをみるとなかなか腹に力が入らん。ていうかこの時点まではセックスしてないってことが明示されてんだな。
- 二期の OP は新居昭乃氏なのか。ちょいケルとしてはレベル高めかにゃーとか、ゆるいこと思ってしまっていたぜ。でも作品ノリとしては第一期のやつのほうが好みかな。狼辛料ソングにはヨーロッパ演歌みたいなエッセンスが要る気がしているんじゃよ。叙情的なだけでなく、どこかに潜むコブシっぽさみたいな。
とかなんとか。
